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健康のヒント

朝だるい原因は食事にあった?体内時計をリセットする食べ方

朝、目が覚めてもだるくて起き上がれない。そんな朝が続いていませんか。

「年齢のせいかな」「睡眠が足りないのかな」と思いがちですが、実は毎朝の食事が原因になっているケースが少なくありません。

3,000人以上の施術をしてきたセラピストとして断言できます。

朝のだるさの多くは、体内時計を乱す食べ方が原因です。

体内時計は、朝の食事をきっかけにリセットされます。

何をどう食べるかで、脳と体のスイッチが入るかどうかが決まるのです。

ただし、「なんとなく食べる」だけでは変わりません。

間違った食べ方を続けると、だるさが改善されないだけでなく、血糖値の乱れや自律神経の不調が慢性化する可能性があります。

今日の朝ごはんから、変えていきましょう。

朝だるいのはなぜ?意外と知らない3つの原因

「よく眠れなかったから」だけが原因ではありません。

食事の内容や食べ方が、翌朝のだるさを左右していることがあります。

心あたりのある原因がないか、確認してみてください。

  • エネルギー不足で脳と体が目覚めていない
  • 血糖値スパイクが朝のだるさを引き起こしている
  • 体内時計の乱れが自律神経に影響している

エネルギー不足だと脳と体は目覚めない

朝起きたときのだるさや、頭がぼーっとする感覚は、脳のガス欠サインです。

脳のエネルギー源はブドウ糖だけ。

眠っているあいだも呼吸や体温調節のために使いつづけるため、朝目覚めたときにはすでに糖質を使い果たした状態になっています。

ガス欠のまま動こうとしているのですから、だるくなるのは当然のことです。

朝ごはんで糖質とたんぱく質をしっかり補給することが、脳と体のスイッチを入れる第一歩になります。

参考:農林水産省「朝ごはんを食べないと?」

血糖値スパイクが朝のだるさを引き起こす

朝ごはんを食べているのに、午前中ずっとだるい。そんな経験はありませんか。

原因のひとつが「血糖値スパイク」です。

甘いパンやおにぎりだけなど、糖質中心の朝食をとると血糖値が急上昇します。

するとインスリンが過剰に分泌され、今度は急降下。

この乱高下が自律神経をオーバーワークさせ、強いだるさや眠気を引き起こします。

朝食を抜いたあとに何かを食べるときも同様です。

長時間の空腹のあとは血糖値が上がりやすく、スパイクが起きやすいので注意が必要です。

体内時計の乱れが自律神経を狂わせる

朝、体が重くて動けない原因は、自律神経の乱れにあることがあります。

体には朝になると体温を上げ、活動モードへ切りかえる「体内時計」が備わっています。

ところが食事の時間がバラバラだったり、夜遅くに食べたりすると、脳の時計と胃腸の時計がズレてしまいます。

このズレが自律神経のスイッチの切りかえを妨げます。

本来なら朝に向けて交感神経が優位になり、血圧や体温が上がるはずが、副交感神経が優位なまま。

これが「異常なだるさ」「体が重くて動かない」という感覚としてあらわれます。

起床後1時間以内に朝ごはんを食べることが、体内時計をリセットする一番シンプルな方法です。

朝だるい人に不足しがちな3つの栄養素

朝ごはんを食べていても、栄養素が足りなければエネルギーに変えられません。

あなたの食事に、これらの栄養素は入っていますか?

  • ビタミンB群
  • たんぱく質
  • 鉄分・ミネラル

ビタミンB群が不足すると代謝のスイッチが入らない

朝ごはんをしっかり食べているのにだるい。

そのとき体のなかでは、食べたものをエネルギーに変えられていない状態が起きています。

糖質や脂質をエネルギーに変えるには、ビタミンB群が欠かせません。

車にたとえると、糖質がガソリン、ビタミンB群はエンジンに火を入れるプラグのような存在です。

プラグがなければ、どんなにガソリンを入れても車は動きません。

ビタミンB群が不足すると、エネルギーがうまく作られず疲労物質が体にたまります。

これが朝のだるさや重さの正体です。

納豆・卵・豚肉など、毎朝の食事にビタミンB群を含む食材をひとつ加えるだけで、代謝のスイッチが入りやすくなります。

たんぱく質不足は体温が上がらない原因になる

朝、なんとなく体が冷えていてだるい。そんなときは、たんぱく質が足りていないサインかもしれません。

眠っているあいだ、体温はゆっくりと下がっています。

朝食を食べることで消化の熱が生まれ、体温が上がって活動モードに切りかわります。

このとき、たんぱく質は糖質や脂質にくらべて、食べたあとに生み出す熱の量がとくに多いといわれています。

たんぱく質が不足すると、この熱が作られず体温が低いまま。

自律神経のスイッチも入りにくくなり、だるさや重さが続きます。

卵ひとつ、納豆ひとパック。朝食にたんぱく質をひとつ加えるだけで、体の目覚めが変わってきます。

鉄分・ミネラルは40代以降に特に不足しやすい

朝のだるさが年々ひどくなってきた気がする。

そう感じているなら、鉄分やミネラルの不足が関係しているかもしれません。

施術をしていると、40代以降で朝のだるさが慢性化している方の多くが、食事に気をつけているつもりでも鉄分やミネラルが足りていないケースです。

鉄分が不足すると、全身に酸素が届きにくくなります。

ミネラルが枯渇すると、食べたものをエネルギーに変える力が落ちます。

どちらが欠けても、寝ても疲れが取れない朝になりやすいのです。

40代以降は、胃腸の吸収力が落ちてきます。

さらに更年期のホルモン変化も重なり、鉄分やミネラルが不足しやすい体になります。

食事から摂っているつもりでも、実際には足りていないことが多い年代です。

赤身の肉や魚、大豆製品、海藻類を意識して食事に取り入れてみてください。

🌿セラピストとしてお伝えしたいこと

「塩分を控えなければ」と思っている方は多いですが、問題は塩の摂りすぎではなく、塩の種類かもしれません。

市販の塩のほとんどは精製塩。塩化ナトリウム99%以上で、ミネラルがほぼ取り除かれています。

ミネラルが豊富な天然塩や再生塩とは、体への影響がまったく異なります。

塩の見分け方は裏ラベルを見るだけです。

  • 精製塩:工程に「イオン膜」、塩化ナトリウム99%以上の表示
  • 再生塩:原材料に外国産天日塩と日本の海水の混合表示
  • 天然塩:工程に「天日」の表示

余裕があるときは天然塩を、難しいときはミネラルの多い再生塩を。

まずは手元の塩の裏ラベルを確認してみてください。

毎日使う塩を見直すだけで、体は変わる

ミネラル不足を食事で補おうとしても、毎日使う調味料が精製塩では意味がありません。

塩化ナトリウム99%以上の精製塩には、体が必要とするマグネシウムやカルシウムがほぼ含まれていないからです。

「海みたま 天日平釜塩」は、宮崎・日向灘の海水を天日と平釜で丁寧に仕上げた天然塩です。

マグネシウム・カルシウム・カリウムなどのミネラルをそのまま残した、昔ながらの製法で作られています。

まず毎日の塩を変えてみてください。

不眠・だるさに効くミネラルリッチ食材についてはこちらの記事でも詳しくまとめています。

不眠・だるさに効くミネラルリッチ食材

体内時計をリセットする朝食の3つの選び方

原因がわかったら、次は具体的な食べ方に変えていきましょう。

毎朝の朝ごはんに3つのポイントを取り入れるだけです。

  • 糖質とたんぱく質をセットで摂ると目覚めが変わる
  • 食べる順番を変えるだけで血糖値スパイクを防げる
  • 食欲がない朝でも摂れる手軽な組み合わせがある

糖質とたんぱく質をセットで摂ると目覚めが変わる

朝ごはんに何を食べるかで、その日の体の動き出しが変わります。 ごはんなどの糖質を摂ると血糖値が上がり、脳にエネルギーが届いて活動モードに切りかわります。

そこにたんぱく質を加えることで、体内時計の針がより正確にリセットされ、自律神経のスイッチも入りやすくなります。

糖質だけ、たんぱく質だけではなく、セットで摂ることがポイントです。

  • ごはん+納豆
  • ごはん+卵
  • おにぎり+ゆで卵

シンプルな和食の組み合わせで十分です。

起床後1時間以内に食べることで、体内時計のリセット効果がより高まります。

食べる順番を変えるだけで血糖値スパイクを防げる

何を食べるかと同じくらい、食べる順番も大切です。

糖質から食べはじめると血糖値が急上昇しやすくなります。

みそ汁や野菜を先に食べることで食物繊維が糖の吸収をゆるやかにし、血糖値スパイクを防ぐことができます。

順番の目安はこちらです。

  1. 汁物・野菜・海藻
  2. 卵・魚・納豆などのたんぱく質
  3. ごはん

よく噛んで食べることも効果的です。

ゆっくり食べるだけで血糖値の上がり方がおだやかになります。

いつもの朝ごはんで、食べる順番を意識するだけで変わります。

食欲がない朝でも摂れる手軽な組み合わせがある

「朝は食欲がない」という方も多いですが、何も食べないと体内時計がリセットされません。

完璧な朝食より、まず何か口にすることが大切です。

食欲がない朝でも摂りやすい組み合わせを参考にしてみてください。

  • みそ汁+豆腐や卵(温かい汁物が胃腸を目覚めさせる)
  • お茶漬けや雑炊(喉越しがよく消化にもやさしい)
  • 卵かけごはん(手間なく糖質とたんぱく質が摂れる)
  • 甘酒(飲むだけで手軽にエネルギー補給ができる)

まずは一口から。毎朝決まった時間に食べるリズムをつくることが、体内時計を整える第一歩です。

代謝を高める朝ごはんについてはこちらの記事でも詳しくまとめています。

代謝を高める朝ごはん|温活と食養生の基本

朝だるさを繰り返さない3つの食習慣

食べ方を変えるだけで、朝のだるさはぐっと変わります。

毎日の食事に3つの習慣を取り入れるだけです。

  • 夜ごはんの時間と内容を整える
  • 食事のタイミングを毎日そろえる
  • 「完璧な朝食」より「抜かない朝食」が大切

夜ごはんの時間と内容を整えることが朝の目覚めを変える

朝のだるさは、前日の夜ごはんから始まっています。

夜遅くにしっかり食べる生活が続いている方は、施術でも翌朝のだるさを訴えることが多いです。

就寝直前の食事は、寝ているあいだも内臓を働かせつづけます。

消化にエネルギーを使いすぎると体が十分に休めず、翌朝のだるさにつながります。

理想は就寝の3時間前までに食べ終えること。遅くなる場合は、量を少なめにして消化のよいものを選びましょう。

夜ごはんのポイントはシンプルです。

  • 揚げ物や脂っこいものは控えめに
  • みそ汁・豆腐・蒸し野菜など消化のよい定食スタイルがおすすめ
  • アルコールの飲みすぎ・寝る直前のドカ食いは避ける

夜の食事を整えるだけで、翌朝の体の軽さが変わってきます。

食事のタイミングを毎日そろえると体内時計がリセットされる

何を食べるかだけでなく、いつ食べるかも体内時計に大きく影響します。

起床後1時間以内に朝食をとることで、全身の臓器の時計が一斉にリセットされます。

脳と体のリズムが一致することで自律神経が整い、だるさが出にくい体になっていきます。

ポイントは毎日同じタイミングで食べることです。

休日に朝食の時間がズレると、月曜の朝がつらくなりやすいのはこのためです。

また前日の夕食から翌朝の朝食まで、10〜12時間あけることでリセット効果がより高まります。

特別なことをしなくても、食べる時間を整えるだけで朝の目覚めは変わります。

毎日続けるには「完璧な朝食」より「抜かない朝食」が大切

毎朝バランスの整った朝食を用意しなければ、と思うと続きません。

大切なのは完璧さより、まず抜かないことです。

朝食を抜くと体内時計がリセットされず、だるさと寝つきの悪さという悪循環に陥ります。

少しの糖質とたんぱく質を摂るだけで、体のスイッチは入ります。

負担を減らすコツは、ストック食材を活用することです。

冷凍ごはん・納豆・豆腐・ゆで卵などを常備しておくだけで、忙しい朝でも手軽に準備できます。

「これなら食べられる」というパターンをひとつ見つけることが、続けるための第一歩です。

食事のタイミングと代謝の関係をさらに詳しく知りたい方はこちらの記事でまとめています。

食事のタイミングで変わる"代謝スイッチ"

よくある質問

Q. 朝食を食べる時間がない場合はどうすればいいですか?

甘酒を一杯飲むだけでも体内時計のリセットに効果があります。

前日の夜におにぎりを握っておくなど、食べられる状態を朝に用意しておくのもおすすめです。

どうしても食べられない日は、せめて起床後にコップ一杯の白湯を飲むことで胃腸を目覚めさせることができます。

まとめ

朝のだるさは、年齢のせいでも睡眠不足のせいでもないことがあります。

毎日の食事の内容とタイミングを見直すだけで、体の目覚めは変わります。 今日からできることをひとつだけ選んでみてください。

  • 朝ごはんに卵か納豆をプラスする
  • みそ汁から食べはじめる
  • 夜ごはんを就寝3時間前までに済ませる

毎朝続けられるひとつの習慣が、体内時計をリセットし、スッキリした朝につながっていきます。

✍️この記事を書いた人:岩口 陽子

2002年より美容業界に従事。 日本エステティック協会認定エステティシャン資格を取得。 GBLホリスティック研究所認定アーユルヴェーダセラピスト資格を取得し、メディカルチネイザンを学ぶ。 施術実績3,000人以上。 現在は完全予約制のサロンを運営し、東洋医学の体質観をもとに腸と自律神経に着目した美容・健康分野の記事を執筆。


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