こんにちは!ユキノシタサボウです。
すっかりご無沙汰しております・・農作業や発送に追われて氣づけばもう11月。
今年も残すところあと2ヶ月となりました。早いですね。
現在、私達の畑では9月に播種したタマネギが大きくなってきました。タマネギはある程度大きくなった苗の時点で移植します。いち消費者だった頃はタマネギがどんな風に出来るのか考えたこともなかった私ですが、細っこい小さな苗からあんな丸々とした姿になるのを見て初めは感動しました。肥料も農薬も使わず、微生物の働き、自然界の力だけで育つんですね!本当に魔法の様です。
にんにくの播種も終わりました。もちろん自然栽培です。今年は猛暑だったにもかかわらず、風がよく通る日陰で保存ができたお陰でとても良い状態のまま種蒔きが出来ました。先週確認したらほとんど芽をだしてくれていました。二つとも、来年初夏の頃にはたべくらさんで販売出来ると思います。たのしみです!
最後までお読み戴き、ありがとうございます ❤
こんにちは!ユキノシタサボウです。
30歳で急にアトピー性皮膚炎になった時、食材や食事内容を見直しはしたのですが「玄米菜食」という食事療法があることを知って真剣に体質改善に取組み始めたのは37歳くらいです。大森一慧先生のマクロビオティック教室に通い、家でも玄米を圧力鍋で炊いて食べ始めました。
一週間程たったある日、お腹が痛くなってトイレに行くと見たこともないビックリするような量の黒っぽい色の排せつ物がドバッと出ました。出た後は具合が急に悪くなり、(低血圧の時の手足がしびれる症状)そのまま床に倒れ込んでしまいました。
いわゆる宿便というものなのでしょうか。腸壁についていた不要なものが玄米を食べたお陰でごっそり外にでてくれました。
血圧が下がったのでその時は玄米が身体に合わないのかな・・とも考えたのですが、その排せつの後から症状が一氣に軽くなり色んな場所に出ていた皮膚炎が首筋とその周辺だけになりました。後で知ったのですが、これは瞑眩(めんげん)とよばれるもので、効果が得られる前に一時的に出現する体の反応でした。好転する前の症状というところから好転反応と呼ぶ人もいます。
腸と皮膚は密接に関わっていたのですね。これからしばらくは玄米菜食オンリーで大好きだった乳製品を食べなかった時期が続きます。一時はとてもストイックに食事制限をしていました。カマンベールチーズが猛烈に大好きな自分にとって当時は本当にきつかった。けれどもアトピーを治したくて必死でした。つづく・・(笑)
さて、私達の田んぼもそろそろ収穫です。今年も倒伏せず、元氣な姿で実りの時期を迎える事が出来ました。皆さまにお届けできるぎりぎりまで大地からの栄養を蓄えます。玄米でも安心して召し上がって頂ける自然栽培の「秋日和」をよろしくお願い致します。ご注文お待ちしております ❤
先週土曜の秋分の日、一粒万倍日から「ゆうはるうどん」の販売が始まりました。
早速ご注文下さった方々ありがとうございます!
昨年11月に自家採種の種(種子消毒を施していない固定種)を播種して、
今年6月に収穫した自家製小麦です。
塩は海の精。海の精に変えてからさらにのどごしが良くなりました。
是非食べて頂けると嬉しいです。
ふすまにはカルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛といったミネラルがバランスよく豊富に含まれています。栄養価バッチリです。最近氣付いたのですが、(氣付くのが遅いけれども)食べ終わった後のもったり感が少ないのはふすまが低糖質だからなのかもしれません。
これからの季節はお鍋もおすすめです。
早めに茹で上げたうどんを出汁の出たスープに入れて少し煮込んで食べてみてください。伸びにくく、味がしみて美味しいと思います。(うどんは水で締めずに釜揚げうどんで食べて頂くと小麦本来の味を存分に楽しめます。)
ちなみに、一粒万倍日とは一粒の籾(もみ)をまけば、万倍の籾をもった稲穂になるという意味だそうです。三年ほど前に友人に教えてもらって以来、その日は愚痴を言わないと決めました。三年経ってそれが習慣になり、今では一粒万倍日以外の日でもほぼ愚痴を言わなくなりました。(笑)習慣って案外いくつになっても身につくものですね。
明日は中秋の名月。
月を愛で、豊作を祝い、感謝を捧げる。
風情があって素敵です。
皆さまも秋の夜長をお楽しみください。
2011年3月の原発事故で那須塩原市も大きな被害を受けました。移住して間もなかった当時は自家菜園程度の本当に小さな畑をお借りして自然栽培を試み始めたばかり。
原発事故以前なら住めないとすら思われる放射能レベルの場所もある汚染されてしまった土地で身体に害のない作物は出来るの・・?悩みました。どうするのか。でも、結局はこの地に留まることにしました。理由はひとつではありませんが、事故が起こって東京に戻ってしまった方が使っていた耕作放棄地を借りうけるご縁を頂いたからです。
農業初心者には驚きの大きな畑でしたが、微生物を活かす農法に興味を持ってくれたご夫婦と私達四人でまずは微生物が棲みやすい環境作りから始めました。
2012年、出来た作物を放射能検査に。多分検出されるだろうと思っていた私達の予想は外れ、結果は不検出。
畑の師が初めて会った時からよく口にしていた言葉。
「発酵か腐敗か」「出したものが還る」「自然が先生」。
不検出だった理由がそこにありました。失望から希望に変わった瞬間です。
栃木県那珂川町で肥料や農薬、除草剤などに頼らない作物を夫婦二人で作っています。
私は30歳の時に突然アトピーになり(現在は完治)、それを機にそれまでの生活習慣を見直し、改め、そして無頓着だった身体にいれる食べ物について考えるようになりました。これが今に続く流れの大きなきっかけです。
2010年に夫の郷里に近い那須塩原へ移住後、東京に住んでいた当時はなかなか手に入れることが困難だった肥料も農薬も使わない作物を作りはじめました。もともと夫は女性服のデザイナーを本業にしていましたし、私はずっと事務職でしたから農業に関しては二人ともまったくのド素人。自分たちが食べたいものを畑から生み出したい!というその氣持ちだけが原動力でした。ご縁あって今の農法を教えてくださる方との出逢いを経て、13年間試行錯誤しながらなんとか続けて、昨年末にやっと販売できる「かたち」になったものがお米とうどんです。
お米「秋日和(あきびより)」は私達夫婦が大好きな映画監督 小津安二郎の映画タイトルです。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、もしご興味を持ちましたら是非ネットで検索してみてください。
また、ネコを保護した事で那須移住を決めたことから、ゆきさぼ看板にはネコちゃんがどっかりと鎮座しています。(笑) 京都在住の型染め作家 関美穂子さんのデザインで、秋日和にも小津監督と撮影担当の厚田雄春氏のお二人にネコになって登場してもらいました。
販売品はまだ少量ですが、徐々に増やしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!
※ ゆうはるうどんは6月に収穫した小麦を現在製麺して頂いています。月内に販売予定です。