椿メロンができるまで
私たちは初めから農家だったわけではなく
それはとても良いところでもわるいところでもあります
自然が当たり前にそこにある環境で、生きてきた経験や小さい頃から親と一緒に農業をしている人の技術や、経験、感覚的なものに勝てるものはありません
ハウスの上にスタスタ登っていくし、もうすぐ雨が降るなとか、明日は冷えるね、とか 蜂の巣が多いと台風が多い夏になるとか、私には全然わかりません
7年たってやっと20キロのコンテナを一瞬だったら持ち上げることができるようになったし、寒暖差にもなれ、風のきつい畑作業でも、立ってるだけで疲れるなんてことは無くなりました(これは私が特別ですw)
私たちの強みというか、良かった点は新しいものを取り入れること
【今まではこうだった】がない分、変化を恐れないことです
正解が全くなかった為、これいいんじゃない? やってみよう 栽培作業の中で、この作業しなくても大丈夫じゃない? そうしよう
そうやって、必要なものと、必要じゃないものを少しづつ選択していくこと
“変わらないもの”はとても素晴らしいけど
“変えること”はなんだかわるい気持ちになってしまう
でも、ちゃーんと考えて
目指すものは美味しいと安全なんだと決める事で、変えることができた事も沢山あります
けして、楽をしたいだけではない(楽できることはすれば良いけどそれは別問題)
でもその作業が楽になり時間ができる事で、手作業でしかできない
美味しくなるに繋がる作業はする時間が増える
農業って正解がなくって、人それぞれだし、美味しいのプロがいうことが その通りにならないことだって多い
沢山の事を取り入れながら
やしろ農園の椿メロンは出来上がりました