北村広紀の自然栽培米へのこだわり

日本でも有数の米どころ佐賀平野にて無農薬玄米・無肥料米を自然農法で育てています

私のお米は、太陽と水と土しか使わない自然農法です。 30年間、独自の厳しい基準と管理で、おいしくて安心安全なお米を作ってきました。 健康な身体は、健康な食べ物でつくられます。 健康な食べ物とは、自然環境に適した栽培で生まれます。

土に、化学肥料・動物有機肥料(糞尿)・植物有機肥料(草・落ち葉)を持ち込まない

無農薬米を自然栽培をして31年になる水田です。 コシヒカリ特有の粘りが減ってきて甘さを増しています。よって肥料の毒が年々減っていると思われます。 田植前の水田は、前年度に収穫したお米の藁があり、トラクターで耕運して土と混ぜて固まらないようにしています。

種に、種子消毒・温とう消毒・殺虫剤・殺菌剤を使用しない

5月上旬に種を脱毛機にかけて茎を除去します。 種蒔き3日前に種籾を水で選別。 水に浮く種は未熟米が多く、苗が貧弱になる恐れがあるため、水に浮いた種は除去します。 沈んだ種だけを水に2日間浸して種蒔きに使用しています。

苗作りに、殺虫剤・殺菌剤・化学肥料・有機肥料を使用しない

苗箱は、みのるポット田植え機を使用していますので、専用の苗箱(14×32=448のポット)を使っています。 この苗箱には、佐賀県鳥栖市の山から切り出した肥料も農薬も入っていない土を使用し、1ポットに3~4粒の種を蒔きます。 種蒔きした苗箱は長年自然栽培をしているに水田設置します。 種は発芽後、ポットから根を伸ばし、水田の土の中にまで行き、大きく成長(30日で25cm位)出来るので、肥料なしで苗作りが出来ます。

水田に、除草剤・殺虫剤・殺菌剤・化学肥料・有機肥料を使用しない

私の田植え機は、無肥料栽培に適しています。 そして成長した苗を「みのるポット田植機」にセットして田植えを行います。 この田植機は、苗の1株1株を根に土がついたままの状態で苗箱から取り外して植えますので、苗の根が傷まず、そして水田への活着(密着)が非常に良いのです。 一般的な田植えは水田に水を落として作業しますが、私の水田の場合は水を3~5cm入れたまま行います。 そうする事で、田植機の車輪が土を持ち上げにくくなり、曲がる時に水田が荒れなくて済むのです。 それと、田植機が土にはまり込んで動けなくなる事が減ります。 ただし、田植機が土に次の列の目印を付けて行きますが、水を張っていて目印が見えませんので、後は自分の感頼りで真っ直ぐ行くようにゆっくりと操作しています。