海苔の種付け作業スタート
9月1日から岩のり種の海苔の種付けがスタートしました。
今期も美味しい海苔が作れますように 無事に成長しますように。。。
祈るような気持ちで、毎朝5時から作業を行っています。
種が網に付着しているかどうか都度、顕微鏡で確認しながら慎重に行います。


海上での育苗作業
海苔の種が付いた網を育苗するため、海上に網を張っていく作業も種付けと並行して行っています。
箱船に揺られながら、 バランスを取りつつこの作業を行うと インナーマッスルが鍛えられます!


2021/10/08
9月1日から岩のり種の海苔の種付けがスタートしました。
今期も美味しい海苔が作れますように 無事に成長しますように。。。
祈るような気持ちで、毎朝5時から作業を行っています。
種が網に付着しているかどうか都度、顕微鏡で確認しながら慎重に行います。
海苔の種が付いた網を育苗するため、海上に網を張っていく作業も種付けと並行して行っています。
箱船に揺られながら、 バランスを取りつつこの作業を行うと インナーマッスルが鍛えられます!
岡山県笠岡市の前海は潮の流れ(紀伊水道と豊後水道)がぶつかり合う位置で、瀬戸内海のちょうど真ん中あたり。
「せのお水産」は、笠岡で三代続く海苔師です。
昔は海苔作りで盛んな笠岡沖も、近年の自然環境の変化により養殖が難しくなっています。
しかし海苔作りは海を豊かにする環境産業である、との思いで海苔作りを続けています。
海苔は海域を浄化します。
海苔の食べ物は生物・動植物から分解された、窒素・リン・ケイ素などの栄養塩です。川や雨をつたって陸から海に流れてきたこれらの栄養塩を海苔や海藻はたくさん吸収して育ちます。そして光合成を行い二酸化炭素を酸素に変えていき海域を浄化、温暖化防止に貢献しています。
また「せのお水産」では、高水温でも養殖することができる岩海苔種に着目し、10年以上かけて笠岡の海でも養殖できるよう研究を重ね、現在では安定生産できるようになりました。
本当に美味しくて、安心安全な海苔を多くの方に食べてもらいたく、岡山県内では唯一自社だけが種付け作業からスタートし養殖・加工・販売まで行っています。笠岡の海に合った海苔の品種を選び、種付けは冷水機など人工的なものを取り入れず、できる限り自然に近い環境を整えて養殖をしています。
海苔の味や品質、養殖方法へのこだわりだけでなく、海を守る事への情熱を注いだせのお水産の海苔を1人でも多くの方に味わっていただき、健康を保つためのお手伝いをしたい。それが私たちの願いです。