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生産者のお便りとお知らせ

カカオポッドを社会に活かす。OCAの実装型アプローチ

“殻”をどう使うかではなく、“どう社会に役立てるか”を考える

シンチャオ♪

OCA Cacao & Chocolate がカカオに取り組む中で、私たちが最も重視しているのは「やって終わり」ではなく、社会に活かすことです。

どれだけ良いアイデアでも、実際に現場で動かせなければ意味がない。 だからOCAの考え方の根本にはいつも、「社会実装」という視点があります。

その象徴が、私たちが長年取り組んできたカカオポッド(カカオの果実)です。 チョコレートの原料であるカカオ豆を包むこの果実は、収穫のあと世界中の多くの産地で捨てられています。 しかしOCAでは、これを単なる副産物とは見ていません。 カカオポッドを、地域資源として循環させる仕組みをどう作れるか。 そこに私たちは挑戦しています。

現場で検証し、形にする。OCAの研究開発は“使うための研究”

OCAでは、カカオポッドの構造を細かく観察し、硬い外果皮と柔らかい中果皮をそれぞれ別の素材として扱う研究を続けています。 しかし、これは机上の分析や理論ではなく、現場でどう再利用できるかを検証することが目的です。

たとえば、農業資材・堆肥化・炭化など、カカオポッドを再利用する取り組みを小規模からテストし、農家や加工業者が実際に使える方法として改良を重ねています。

研究や分析の成果は、現地の生産活動や地域経済に還元されてこそ意味があると考えているからです。

カカオポッドの活用は、環境面の改善だけでなく、廃棄物の削減やコスト低減、地域雇用の創出にもつながります。

“きれいごと”ではなく、持続的に動かせる仕組みを現場に落とし込むこと。 これが、OCAの社会実装のあり方です。

世界ではSDGsという言葉がよく語られますが、OCAではそれを「試す」段階から「定着させる」段階へ進めたいと考えています。

理想を掲げるだけでなく、実際に動き、使われ、地域の中で続いていく形にする。 カカオポッドを活用した循環型モデルは、その実践の一例です。

廃棄されてきたものを資源に変え、地域が自立できる仕組みをつくる。 それが、OCAの“社会実装型サステナビリティ”です。

OCAはこれからも、現場から得たデータと経験を積み重ね、カカオポッドを含むすべての素材を社会の中で循環させていきます。 研究で終わらせず、「社会の仕組み」として動かすこと。 それが、OCAが目指す未来です。

OCA Cacao & Chocolate沖縄県(農業・製造・販売)

ベトナム南東部のバリア=ブンタウ省にて、オーガニックカカオの栽培からチョコレートの製造までを一貫しておこなうFarm to Barのチョコレートメーカーです。定番の高カカオチョコレートのほか、カカオニブやカカオハスクティーなど、多彩なカカオ製品を取り扱っています。
「Natural makes You Happy-自然はあなたを幸せにする-」のスローガンのもと、なるべく自然に、手間を惜しまず、人にも地球にもやさしい、商品をお届けしています。

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