

シンチャオ♪
(前編)からの続きです。
畑での収穫体験の後、参加した子どもたちは、OCAの新しいカカオ工場に移動し、チョコレート作りのワークショップに参加しました。今年から本格稼働したこの工場は、子どもたちにとってはまるで「お菓子の魔法工房」のよう。ピカピカに磨かれた製造室の中で、スタッフの説明を聞きながら、皆わくわくした表情でチョコレート作りに挑戦していました。

青い衛生帽子と赤いエプロンに身を包み、テンパリングされた大好きなチョコレートを型に流し込む手元はとても真剣。溶けたチョコレートの香りに包まれながら、自分の手で形を作り、袋詰めまでを体験します。ときにはこぼしたり、口のまわりをチョコだらけにしたり。でも、それも全部が「体験」です。
小さな子どもたちも、年上の子やスタッフの手を借りながら、カカオがどんな風にチョコレートに変身するのかを学びました。工場の奥では、大型の焙煎機、コンチングマシンが音を立てて稼働しており、本格的な設備を間近で見られる機会に、子どもたちは興味津々。
「チョコレートってこうやってできてるんだ」「カカオの実、こんなふうに割るんだよ」と、学んだことを家族に話している姿は、こちらまで嬉しくなる瞬間でした。
OCAでは、ただ製品を作るのではなく、命を育てる農業の現場から、カカオが持つ可能性と、自然の恵みをどう生かしていけるかを伝えています。そして、それを次の世代に楽しく、誇りを持って伝えていくことを大切にしています。
次回のブログでは、農園の中の池での釣り体験や、最後にみんなで輪になった素敵なひとときをお届けします。
(後編)へ続く






