gochisoub_op_cp

生産者のお便りとお知らせ

アニマルウェルフェアについて

2024/02/22

「スローガンを疑う」

アニマルウェルフェアについて

「スローガンを疑う」

アニマルウェルフェアという言葉を日本でも少し耳にする様になりました。 日本語で言うと動物福祉となっています。

簡単に言うと、 家畜動物の権利を尊重した 飼育をしましょうという概念です。

この業界にいれば、 アニマルウェルフェアで養鶏をやっています。 であるとか、 アニマルウェルフェアを推進していきます。 の様なお話をよく目にするし、耳にします。

然しながら、 そうしたスローガン(スローガンではないのだが二にそうなっていると感じる) なんていうものを ぶら下げることに何の意味もなく、その真理がなんたるかです。

私はアニマルウェルフェアをやっていません。

自らが、 どの様に鶏たちと接するべきか。 どんな暮らしをしてほしいか。 鶏たちが何を求めているのか。 を分かろうとし、分からなくとも行動し、 自分本位の擬人化をする事なく追求しているのみです。

それがたまたま 幸か不幸か所謂アニマルウェルフェアというものにてはまっているに過ぎないのです。

どんな言葉やスローガンよりも、先に来るのは、 自分自身の自然的な行いであり、どう行動するか、 何をすべきかであると。 その様に考えます。

決してアニマルウェルフェアの様なスローガン、言葉に操られるのではなく、どちらかといえば疑い、 自分自身が大切にするものを大切に、 行動に移し、精一杯尽くすのみです。

自らに必要な事であれば自ずと考え自発的に行動するものであり、何かに踊らされるものではない。 惹句の様なもので動いているのは、ただ動作的な行動であり、真に行動しているとは言えないのではないだろうか。

そしていつも自分の行いは充分ではないという事。 無知であるという事。

決して自己嫌悪ではなく、それらを理解し、その悔しさや情けなさを感じているからこそ、行動し続けていくほかありません。

アニマルウェルフェアという言葉で誰が喜び、利益を得るべきか。

それを今一度。

#pastureraisedeggs #freerangeeggs #放牧卵#平飼い卵#平い放牧卵 #長崎

Instagramにて日々の暮らしを発信中

https://www.instagram.com/natural_egg_lab

NaturalEggLab長崎県(放牧養鶏/平戸平飼い放牧卵itadaki,親鶏肉,スイーツの販売)

“生きものが生きものらしく、生きられるように。”

空と大地、風と陽だまりに包まれて
この地で育つ鶏たちは、
大地を駆け、草、土に触れ、木に登り、砂浴びをして暮らします。
陽のあたる場所でまどろみ、風の通り道を見つけては羽をひろげる——
そんな日々の延長に、卵はそっと生まれます。

私たちが大切にしているのは、卵の量でも効率でもありません。
“どう生きたいか”を鶏たちに問い、
その声なき声に耳を澄ませながら、
いのちのリズムによりそった暮らしを提供し続けています。

いのちを急かさず、搾り取らず、
その存在をまるごと尊重すること。
そんな環境から生まれる一粒には、
季節も、暮らしも、いのちの時間もすべてが宿っています。

私たちは、その卵を
“いただく”という敬意とともに、あなたのもとへ大切にお届けします。

たくさんの卵より、たくさんの笑顔を。

この一粒が、
あなたの中にある“あたたかさ”や“豊かさ”と、
そっと響きあいますように。

── NaturalEggLab 山野暖尭


人気商品

gochisoub_op_cp