新米特集

2024/07/19

歴史・由来

こんにちは中村魚市です。
昆布で新鮮な刺身を挟んだ「昆布〆」は、江戸時代、北前船が運んできた北海道の昆布と、富山湾で捕れる魚を組み合わせて誕生しました。昆布は魚の余分な水分を吸収し日持ちを良くするため、冷蔵庫がなかった当時は生魚を保存する手段でしたが、昆布の旨みが染み込んだ魚は味わい深くなり、身は熟成され程よい弾力が生まれるなど、美味しさの面でも重宝されていました。
「昆布〆」には、カジキが定番ですが、そのほかタイやヒラメといった白身魚が使われます。

作り方

さまざまな作り方がありますが、中村魚市では 酢水で戻した昆布の片面に室戸の塩を振り、酢水で洗った切り身を敷き詰め、真空パックをして味を染み込ませます。
寝かせる時間の長さによって味わいや身の弾力に違いが出ます。昆布〆に使った昆布は、佃煮や煮物などにご利用いただけます。
かつては魚が定番でありましたが、すす竹やよし菜、ワラビなどの山菜、野菜を生かした昆布〆も生まれています。
中村魚市の昆布〆をぜひ一度召し上がってみてください。

中村魚市高知県(魚市場・水産加工品製造販売)

最後の清流四万十川が育む土佐湾沖で取れた日戻りカツオ等、力のある天然の魚をご家庭で手軽に味わっていただきたい。
その思いから、切り付け済みの刺身、刺身の醤油漬けをご用意しました。
江戸前の鮨職人の仕込みをもとに細部にも注意を払い小さい加工場の特性を活かした商品を作っています。
味付けも素材の味が活きるよう心がけています。

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