お歳暮

生産者のお便りとお知らせ

農林22号という品種とのご縁

2023/07/25

農薬、除草剤を使わないお米作りを始めた時から育てている「農林22号」

農林22号を作るきっかけは、2016年。お米作りを始めたばかりの頃に自然農の田植えイベントに参加させてもらったときでした。

種まきから参加し、手植えによる田植え、除草作業、草刈り、稲刈りと学ばせていただきました。 農家の家に生まれたのに、本当になんにも知らんのだな、自分、、、。と参加するたびに思ったのを覚えています。

収穫祭に参加させてもらった際に、「木下さん、農林22号を作ってみませんか?」と突然種籾を譲って頂いたんです。 その当時、どんな品種をどのように作っていきたいかということも考えておらず、ただ、農薬や除草剤は使わずに持続可能で自然な形でお米が作れたらなあと思っていた時でした。 これはまさしく「ご縁」だと思い。たしか即決で作ることを決めたと思います。

今年が7年目。毎年その年にとれた最上の種籾を選りすぐってお米を「繋げて」います。 お米は作る人、育つ土地によって同じ品種でも特徴がずいぶんと違ってくるといいます。 自分が作る農林22号という品種。木下農園なりのこだわりを持って今後も成長させていきたいと思います。

木下農園 まさ

木下農園兵庫県(農業)

木下農園は12代続いている農家です。
木下農園の田んぼは、丹生山の山の麓にあり、粘土質な土と、寒暖の差、良質な水などから、古くからお米つくりが行われてきました。
昔ながらの農法を大切に栽培期間中、農薬・除草剤・化学肥料不使用でお米の生産に取り組んでいます。
草管理に除草剤は使わず、中耕除草機や手作業で抑草をしています。
肥料となるのはお米収穫後に出る稲の体(藁)、秋から春にかけて出てくる草や花です。
ご先祖様からの土を守り、次の世代に安全な環境と食を届けるため、日々切磋琢磨しています。
農薬を撒かない田んぼには鳥や虫、植物など、たくさんの生物が集まります。生物たちが田んぼで心地よく生活をしてゆく環境を整えれば整えるほど、土がどんどん肥えてゆくのです。
まさに、自然と繋がりながら稲作りをしています。
お米の保存は玄米を特殊な保存袋(レーベントパック)にいれておこなっています。ご注文があってから精米をしています。籾でも保存をしており、年に数回にわけて籾摺りをし鮮度を最大限保っています。

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