

2026/09/24
ロンド・ボルドーは、フランス・ボルドー地方生まれの黒いちじく。黒紫色の皮の中には鮮やかな深紅の果肉が詰まっていて、完熟すると糖度がとても高くなり、ベリーのような濃厚な風味とワインのような香りが楽しめます。 これほどおいしいのに、市場ではほとんど見かけない珍しい品種です。理由のひとつは、実が小ぶりなこと。スーパーでよく見る大きないちじくと比べると、同じ手間をかけても量がとれず、出荷する品種として選ばれにくいのです。 さらに、いちじくはもともと収穫後の日持ちがしない果物。遠くまで運んで売るのが難しく、しかもロンド・ボルドーは秋にしか実らないため、出会える時期もごくわずかです。 h+diet laboratoryでは今年はじめて、この貴重なロンド・ボルドーを使ってケーキを作ってみました。

2026/09/21
h+diet は、白砂糖を使いません。エリスリトールもラカントもステビアも使いません。 ココナッツシュガー、デイツシロップ、メープルシロップ。砂糖の代わりによく使われるものも、使っていません。 そのうえで、ハチミツは使っています。ただし決め事があります。1個につき10g以上は使わない。 実際の量は、そのときのお菓子によって変わります。5gのこともあれば、1gを切ることも、まったく使わないこともあります。 ハチミツと健康の関係を調べた研究は、いくつもあります。私が10gという線を引いているのは、それらを読んだうえでの判断です。何を読んで、どう考えたのかをお話しします。

2026/09/01
今年最後のアイスケーキは、**レモンアイスとレモンシャーベットを重ねた「レモンアイスケーキ」**です。 実はこの形は、何年も前から「いつか作りたい」と思い続けていたデザインでした。 ただ見た目を再現するのではなく、砂糖や人工甘味料に頼らず、おいしさ、食感、栄養バランスまで成立させること。何度も試作を重ね、ようやくh+diet laboratoryらしい一品として完成しました。

2026/08/30
h+dietで「季節のジャム」を作り始めたきっかけは、ブレッドシリーズをもっといろいろな味で楽しんでもらいたいと思ったことでした。 パンにバターを塗る。それだけでももちろんおいしい。けれど、季節ごとに変わる果物を合わせることで、同じパンでもまた違ったおいしさに出会えるのではないか。 一方、市販されているジャムの多くは、果物にたっぷりの砂糖を加えて作られています。 h+dietのジャムは砂糖を一切加えません。甘さを足して果物の味を作るのではなく、その季節の果物がもともと持っている甘みや酸味、香りをできるだけ生かすことを大切にしています。 だからこそ、果物が変わればジャムの味も変わります。それが「季節のジャム」の面白さです。

2026/08/18
h+diet laboratoryでは、定期的にカスタムメイドのご相談をいただきます。 「この食材が食べられない」 「アレルギーがあるけれど、ケーキを楽しみたい」 「こんな素材で作ることはできますか?」 ご相談の内容は、本当に一人ひとり違います。 中には、私自身がこれまで考えたことのなかった組み合わせや条件をいただくこともあり、そのたびに材料の性質や配合を一から考え直すことも。 簡単ではありませんが、実はこの時間が、私にとってとても大切なものになっています。

2026/08/06
アプリコットジャムは毎年必ず使っているフルーツですが、その年に最も状態の良い実を探し求めて製造しています。 ですが、今年は天候の影響もあり、アプリコット全体の収穫量が大きく落ち込みました。特に、例年使用している「ハーコット」は非常に不作で、十分な量を確保することができませんでした。 そこで今年は、信州産の「信州大実(しんしゅうおおみ)」という品種を使用ました。 その年に手に入るベストな素材を選び、コンセプトを守りながらその素材を最大限に引き出すように努めるのがh+diet laboratory が大切にしているものづくりの考え方です。

2026/08/03
「ふわふわの食パンが好き」 「でも、毎日の糖質はできるだけ抑えたい」 「パンを食べながら、たんぱく質もしっかり摂りたい」 そんな想いに応えるために誕生したのが、Bread Seriesの新商品「Fit Bread」です。 Bread Seriesは、食生活や目的に合わせて選べるよう、一品ごとに異なる役割を持たせて設計しているシリーズです。その中でFit Breadは、ふんわりとした食感を楽しみながら、たんぱく質と糖質の両方を重視したい方に向けた一斤。健康のために好きなパンの食感を諦めるのではなく、普通の小麦粉のパンと変わらない感覚で、毎日楽しんでいただくことを目指しました。

2026/07/24
夏限定のキャラメルバナナアイスサンドが完成しました。 h+dietが目指しているのは、甘いものを我慢するためのスイーツではありません。砂糖に依存しない、新しいおいしさをつくること。このアイスサンドも、その考え方から生まれました。 ローストしたオーガニックバナナの芳醇な香り。濃厚でありながら、後味は軽やかなアイス。口どけとともに広がる、キャラメルの深い余韻。 昨年ご好評いただいたレシピをもとに、今年は製法と配合を改めて見直しました。目指したのは、昨年のレシピから脂質を30%以上抑えながら、キャラメルとバナナの濃厚な満足感は損なわないこと。 濃厚さと軽やかさ、甘い余韻と爽やかなキレ。それぞれを一つのバランスとして組み上げた、夏限定のアイスサンドです。

2026/07/24
夏だけのパイナップルヨーグルトレアチーズケーキが完成しました。 パイナップルの華やかな香りと、爽やかな甘酸っぱさ。ヨーグルトレアチーズのなめらかな口どけ。野菜やナッツを幾層にも重ねることで生まれる、複雑で奥行きのある味わい。 けれどこのケーキは、栄養価の高い素材をただ集めたスイーツではありません。 味、香り、食感、糖質、脂質、たんぱく質。そして食べた後の体の反応まで。一皿全体を、一つの設計として組み立てています。 h+dietが目指しているのは、単に糖質や脂質を減らすことではありません。まず、心からおいしいと思えること。そのおいしさを損なわず、食べた後の体の反応まで考えること。この二つを、どちらも諦めないことです。

2026/07/11
h+diet laboratoryのブレッドシリーズは、これまで一貫して栄養学と生理学に基づいた設計を追求してきました。しかし開発当初から、私自身の中には「小麦粉や米粉、砂糖を使わず、それでいて日常的に食べ続けられるほど柔らかいパンを作りたい」という明確な理想がありました。当時はまだ、その理想を実現するだけの技術力が私には備わっていませんでした。 それから3年という月日をかけて、素材の特性をひとつずつ見直し、物理化学的な反応を何度も検証し直しました。小麦粉などの「つなぎ」に頼らず、油脂も抑えながら、しっとりとした食感を維持するにはどうすればよいのか。試作を重ねる中で、解凍後の水分状態を緻密に制御する手法を編み出し、ようやく納得できる品質にたどり着きました。この『フィットブレッド』は、3年の歳月をかけてようやく形になった、私たちのひとつの到達点です。

2026/07/05
日々の暮らしの中で、口にするもの、身にまとうもの、過ごす時間——素材ひとつひとつにこだわっていらっしゃる方にも是非召し上がっていただきたいVEGGI de PAN。 小麦粉はもちろん、血糖値の上昇を促す米粉や砂糖を含む甘味料も一切使用せず、オーガニック素材のみを丁寧に選び抜きました。見た目でも満足して頂けるだけでなく、召し上がった後にご自身の身体がどう応えてくれるか——栄養学と生理学の視点から緻密に設計された、静かな贅沢を纏うスイーツです。

2026/07/02
みなさま、こんにちは。 先日、立派な白加賀梅をいただく機会があり、人生で初めて「梅ジャム作り」に挑戦してみました(※こちらは販売用ではなく、プライベートのお楽しみです!)。 白加賀梅ならではのキレのあるシャープな酸味と、上品でさわやかな香りが凝縮され、初めてにしては美味しく仕上がりました。 さて本日は、今月中の販売を目指して試作を続けている新商品についてお話しさせてください。