

2026/07/05
日々の暮らしの中で、口にするもの、身にまとうもの、過ごす時間——素材ひとつひとつにこだわっていらっしゃる方にも是非召し上がっていただきたいVEGGI de PAN。 小麦粉はもちろん、血糖値の上昇を促す米粉や砂糖を含む甘味料も一切使用せず、オーガニック素材のみを丁寧に選び抜きました。見た目でも満足して頂けるだけでなく、召し上がった後にご自身の身体がどう応えてくれるか——栄養学と生理学の視点から緻密に設計された、静かな贅沢を纏うスイーツです。

2026/07/02
みなさま、こんにちは。 先日、立派な白加賀梅をいただく機会があり、人生で初めて「梅ジャム作り」に挑戦してみました(※こちらは販売用ではなく、プライベートのお楽しみです!)。 白加賀梅ならではのキレのあるシャープな酸味と、上品でさわやかな香りが凝縮され、初めてにしては美味しく仕上がりました。 さて本日は、今月中の販売を目指して試作を続けている新商品についてお話しさせてください。

2026/06/30
「身体に良いものを選びたい。でも、味の満足感も諦めたくない」 そんな声に、長く向き合ってきました。h+dietでは、見た目の美しさだけでなく、栄養学・生理学の視点から一つひとつの素材を選び、グルテンフリー・シュガーフリーのスイーツをお作りしています。 この夏最初のアイススイーツとしてお届けするのは、すっきりとした甘みとみずみずしさが調和する「いちごとバニラのアイスケーキ」です。 信頼できる生産者の方々が育ててくれた食材そのものの力を、できるだけそのまま感じていただけるよう、組み合わせを考えました。

2026/06/05
h+diet is not just about being "body-friendly" in a vague sense; it is a shop that crafts sweets and bread rooted in sound nutritional physiology and nutrition science. Since the very beginning, I have constantly studied and updated my knowledge, reflecting these insights directly into every product. The reason I entirely avoid not only wheat but also rice flour—which is widely used in conventional gluten-free baking—is to suppress rapid spikes in blood glucose levels caused by specific carbohydrate molecular structures (such as amylopectin) and to prevent the oversecretion of insulin. In maintaining our health, it is of utmost importance to foster an internal environment where each hormone is secreted in a well-balanced manner, without deficiency or excess; excessive stimulation from carbohydrates can be a cause of disrupting this delicate balance. Backed by this firm physiological evidence, I never use any sweeteners, including sugar. My starting point remains the days of immersing myself in research and repeating trial after trial, regardless of cost, driven solely by the desire to create something that truly resonates with the body’s mechanisms.

2026/06/05
いつもh+dietを温かく支えてくださり、本当にありがとうございます。皆様の変わらぬ応援のおかげで、当店は今月、無事にオープン9年目という節目を迎えることとなりました。 今でこそ、私たちの作るものを喜んでもらえる人が増えましたが、9年前のオープン当初を振り返ると、決して平坦な道のりではありませんでした。当時はまだ、私たちが提案するコンセプトが非常にニッチであったため、周囲からは理解されず、沢山の批判を受けることもありました。自分の信念が揺らぎそうになり、悔しさと自信のなさから、たびたび涙を流したこともありました。この9年間の中で、苦しいと思える時は本当に沢山ありました。 また、より良いクオリティを追い求めるあまり、研究に没頭しすぎて、ほぼ赤字のような時も数え切れないほどあります。ビジネスとして器用に立ち回ることは難しく、利益よりも「どうすればより良いものになるか」という探求ばかりに夢中になっていました。

2026/05/21
体型を維持するために、いまだに「摂取カロリーが消費カロリーを下回れば痩せる」という単純な計算式が信じられています。しかし「h+diet laboratory」では、商品を設計するうえでカロリーの数値を最重要視していません。 その理由はシンプルです。生理学の観点から見ると、機械的なカロリー管理は短期的にも長期的にも、身体にとってマイナスにしか働かないと考えているからです。 カロリーを極端に抑えはじめると、人間の防衛本能として強い空腹感が必ずやってきます。生存本能である空腹に、意志の力で勝ち続けることは、基本的にはできません。 さらに見落とされがちな問題があります。食欲を無理に我慢すると、脳が危機状態と判断し、ストレスホルモンである「コルチゾール」が過剰に分泌されるのです。 コルチゾールは筋肉を分解してエネルギーに変えようとする働き(糖新生)を持ち、また甲状腺ホルモンの機能を阻害して基礎代謝を下げます。つまり、カロリーを気にすればするほど、身体は「脂肪を溜め込みやすく、燃えにくい省エネ体質」へと変わっていくのです。これが、カロリー制限が長続きしない生理学的な理由です。

2026/05/15
いつも当店を支えてくださる皆様へ、今日は気に留めることの少ない包材についてお話しさせてください。現在、お菓子を包むための大切な「包材」が、かつてないほどの入手が困難な状態に直面しています。 それは現在中東で起きている地政学的な問題が、実は皆様にお届けするお菓子のパッケージにまで、大きな影を落としているのです。 お菓子を包むフィルムや容器の多くは、原油を精製して作られる石油化学製品を原料としています。中東での情勢不安は、これら原材料の価格を跳ね上げるだけでなく、海上の物流網を麻痺させています。 化学的な視点で見ると、パッケージの強度や気密性を維持するために不可欠な高分子化合物(プラスチック樹脂)の供給サイクルが、この物流の停滞によって寸断されています。その結果、日本国内への原材料到着が大幅に遅れ、これまで当たり前に手に入っていた包材が、今は入手することすら困難な状況に陥っているのです。

2026/05/12
いつもh+dietをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 この度、日頃から「スターターズブレッド」を大切に食べてくださっている皆さまのリクエストから、誕生した月替わりの旬を味わう「スターターズモーニング」です。 このセットは、毎月その内容が変わる「季節のジャム」とスターターズ・ブレッドとのセット商品になります。。 「季節のジャム」はお届けするその時々にしか出会えない自然の恵みを、丁寧に瓶に詰め込混みます。 今月は「さつまいもバタージャム」をご用意しています。無農薬・無化学肥料で育てられた「紅はるか」を使用した濃厚でありながら体に優しい味わいです。 季節が巡るたびに、新しい驚きと喜びを皆さまの食卓へお届けしたい、そんな想いを込めた特別なスターターズ・ブレッドとジャムのご紹介をさせて頂きます。

2026/05/08
小麦粉も砂糖も使わない。そう決めた瞬間から、キッチンは静かな研究室に変わります。 一般的な製菓において、小麦粉のグルテンは生地の骨格を担い、砂糖は水分を抱えてしっとりとした質感を生み出します。 この2つを手放すということは、単に「代替素材に置き換える」のではなく、スイーツの構造そのものをゼロから設計し直すことを意味します。食物繊維やタンパク質の物理的な特性を一つひとつ読み解き、それをパズルのように組み合わせる。そんな地道な作業の繰り返しが、私の日常です。

2026/05/07
5月のシュガーデトックス。当初は初夏のフルーツを主役にと考えていましたが、納得のいく素材との出会いを待つ中で、素晴らしい縁に恵まれました。手に入ったのは、黒豆の聖地・兵庫県丹波市で育てられた、希少な「自然栽培の丹波黒豆」です。 黒豆と黒胡麻。どちらも「黒」を纏う、和スイーツの王道です。最初はシックにまとめようかとも思いました。けれど、それでは皆さんが想像できる「予定調和の味」に収まってしまう。私は、一口食べた瞬間に脳が驚き、細胞が喜ぶような、多層的な感動を届けたいと考えました。何日も試作を重ね、ようやく辿り着いたのが今回の構成です。

2026/04/06
今回のリニューアルで、パンの定義をちょっと変えてみました。「食べ物」としてではなく、あなたのライフスタイルや健康へのステップに合わせた「ツール」として捉え直したんです。だから、名前にもちゃんと意味を込めています。 スターターズブレッド(Starters Bread) 「ここから始まる」という気持ちを込めた名前です。小麦や砂糖を抜いた食生活って、最初の一歩がいちばん難しいですよね。このパンは、その入り口をできるだけ自然に、安心して踏み出せるように作りました。 デイリーローフ(Daily Loaf) 毎日の食事にそっと溶け込むことを目指しました。飽きないシンプルさで、ルーティンに組み込みやすく、体調を安定させてくれる「日常の相棒」です。 アドバンスバゲット(Advance Baguette) もっと先へ行きたい方へ。栄養価や噛み応え、代謝へのアプローチをぎゅっと強化した、次のステージに進むためのパンです。

2026/04/02
実際に手を動かす前の『何をどう作るか』を練り上げる時間は、実は最も熱量のいる、もうひとつの調理工程だと思っています。 私のケーキ作りは、単なる味の追求に留まりません。口にした後、その栄養素が体内でどう反応し、代謝されていくかという生理学的な視点から逆算して設計します。食材が持つプラスの栄養価を最大限に引き出す一方で、体への負担となるマイナスの要素をどう排除するか。この両立は、パズルを解くような緻密な思考を要します。 さらに、小麦粉や米粉、砂糖を一切使わないという制約の中で、冷凍・解凍しても離水させず、完璧な食感を保つための化学的アプローチも不可欠です。タンパク質の変性や脂質の乳化状態を脳内でシミュレーションし、何十通りもの組み合わせから正解を導き出す試行錯誤は、オーブンに向かう時間以上にクリエイティブで、奥深い産みの苦しみがあります。