新米特集

生産者のお便りとお知らせ

ヒエ取りとイノシシとの闘い

2019/08/29

今年の夏は先週末であっさりと終わってしまった、という感じがします。

先週金曜日からの雨は昨日まで続き、今日はようやく曇り空がメインのお天気でした。

九州北部の大雨の被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

南阿蘇でも雨は降りましたが、気温が20℃くらいまで下がり、時折ザァーっと雨が降り湿気でベタベタしています。

例年は9月下旬頃からイノシシが山から下りてきて我が家の周りの田んぼに入って被害がありますが、今年は例年より早く入りに来ています。

まだそんなに踏みつけていませんが、これ以上入られると獣臭が稲に付いてしまったり稲穂が土水に付き稲穂がダメになってしまいます。

そしてイノシシは稲穂も食べてしまいます。

稲穂がこんな姿になってしまって、本当に悲しいです。

イノシシも食べ物に困っているのかもしれませんが、私たちも必死です。

田んぼの周りを電柵を張ったり、網で囲んだりして防除しています。

そしてこの時期のもう一つの戦いは田んぼに生えたヒエです。

水路や川の水に混じって種がひとたび入ってしまうと、それこそ一粒万倍となってしまいます。

ヒエが稲の生育を阻み、収穫量が減ったり収穫作業自体が困難になるので、このタイミングでヒエを取り除くのが肝心です。

雨の中も田んぼに入り、稲やヒエのとがった葉先が顔の皮膚を傷つけないよう顔面をカバーし、怪しいルックスで手作業でヒエを根元から鎌で刈ります。

先日取ったヒエは軽トラ半杯ほどに!

無農薬栽培は何かと労力がかかりますが、日々がんばっていますのでこれからもご支援よろしくお願い申し上げます。

星ヶ峰農園熊本県(米 | 野菜)

星ヶ峰農園は、化学生成肥料や農薬を使用せずお米とサツマイモを中心に生産直売している家族経営の小さな農園です。

標高500mゆえの寒暖の差と美味しい湧水により、南阿蘇村は農産物が美味しく育つ恵まれた環境にあります。その利を最大限活かし、長い間受け継がれてきた美しい農村風景を維持したいとの思いで、農薬・化成肥料・除草剤を一切使わずに手間ヒマをかけたお米や野菜づくりをしています。

環境負荷が少なく、自然環境保全や美しい景観の維持に繋がることを念頭に、日々奮闘しています。

お米は玄米専用の保管庫にて、暖気の季節には13~15℃で保管しておりますので 古米(収穫から1年以上経過したお米)でも食味の劣化はありません。
白米は受注を受けてから精米し、精米日を含め2日以内に発送いたします。

お歳暮