畑に生えている蓬
HOP-PE-PEでは収穫で必要な時(さつまいもの収穫など)以外では畑の土を掘ったり耕したりしない「不耕起栽培」を行っています。
不耕起栽培をすると刈り取った草や収穫後の野菜の残渣をみみずや微生物などの土壌生物によって分解してくれて、彼らの排泄物や生成物によって土の団粒化が進み、その結果無肥料でも野菜が栽培できています。 イメージとしては「作物に必要な養分の調整を土壌が行ってくれる」、そんな土壌環境にするのが目的です。
不耕起栽培をするといわゆる宿根草とか多年草と言われる一年で枯れて終わりでは無い植物(根っこや球根が残っていて次も年も同じところから生えてくる)が生えてきます。
蓬もそのうちの一つです。
いつからか畑に生えてくるようになった蓬を増えすぎないようにしつつ残しておいてその蓬を使って蓬餅を作りました。
採ってきた蓬を重曹を入れたお湯で湯掻いてからフードプロセッサーでメーストにします。
あんこは先日自分で育てた小豆を圧力鍋を使って炊いておいた物です。いつもは鍋で煮て作るのですが何時間もかかるので今回圧力鍋を使ってみました。 とても簡単で時短になりました。
焼き菓子にも使用しているオーガニックシュガーと沖縄の純黒糖で控えめな甘みをつけています。
お餅はホームベーカリーを使用しました。 最後の方で蓬ペーストを投入します。
餅米6合分のお餅を作りましたが家族に大好評であっという間になくなってしまいました。
圧力鍋使用で餡子作りが楽になったので小豆の栽培量を増やして来年も蓬餅を作りたいと思います。