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健康のヒント

50代の肌荒れと血糖値を安定させる食事

毎日スキンケアをしているのに、肌荒れが一向に改善しない。

そんな悩みを抱えていませんか?

50代になってから、くすみ・乾燥・たるみ・吹き出物が気になり始めた方は多いはずです。

実は、その原因は外側のケアではなく「食事による血糖値の乱れ」にあるかもしれません。

血糖値が急上昇・急降下する「血糖値スパイク」は、肌荒れの大きな原因のひとつです。

ただし、「食事を気をつけているから大丈夫」と思っている方ほど、知らないうちに血糖値を乱していて、肌荒れを悪化させているかもしれません。

今日の食事から、肌を変えていきましょう。

50代の肌荒れは血糖値の乱れが原因だった

「年齢のせい」とあきらめていた肌荒れ、実は血糖値の乱れが深く関係しています。

スキンケアを頑張っても改善しないのは、原因が肌の外側ではなく内側にあるからです。

血糖値が乱れると肌荒れは悪化する

血糖値が乱れると、肌への栄養供給が滞り、肌荒れが悪化します。

  1. 血糖値が急上昇するとインスリンが過剰分泌されて皮脂腺を刺激しニキビが起きやすくなります。
  2. 余分な糖がコラーゲンと結びつく「糖化」が進み、くすみやたるみを招きます。
  3. 高血糖が続くと細胞の水分が奪われ、肌のターンオーバーも乱れます。

つまり血糖値の安定が、肌荒れ改善の第一歩なのです。

50代は血糖値が乱れる体になっている

50代は、ホルモンバランスの変化により血糖値が乱れやすい体になっています。

閉経によりエストロゲンが減少すると、血糖値を安定させる働きが失われ食後に急上昇しやすくなります。

さらに筋肉量の低下で糖を取り込む力も弱まり、高血糖が持続しやすくなります。

そして過去からの糖化の積み重ねが、50代で一気に肌トラブルとして顕在化するのです。

健康診断で正常値でも「隠れ高血糖」になっているケースも少なくありません。

若い頃と同じ食生活を続けているだけで、知らないうちに肌荒れが悪化しているのです。

血糖値スパイクが肌に与える3つのダメージ

血糖値スパイクは、肌に3つの深刻なダメージを与えます。

それぞれのメカニズムを理解すると、なぜ食事が肌に直結するのかがわかります。

皮脂が乱れて毛穴の開きや吹き出物を招く

インスリンの過剰分泌が皮脂腺を刺激することで、毛穴の開きや吹き出物が発生します。

高GI食品(白米・砂糖・菓子パンなど)を食べて血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に分泌されます。

このインスリンが皮脂腺を刺激して皮脂が増えすぎると、毛穴が押し広げられて「開き毛穴」になります。

さらに詰まった毛穴でアクネ菌が増殖し、炎症を起こして吹き出物へと悪化していきます。

スキンケアをしているのに毛穴や吹き出物が気になるなら、食事による血糖値スパイクが原因かもしれません。

糖化が進んでくすみ・たるみを招く

血糖値が高い状態が続くと、「糖化」が進み肌の老化が加速します。

余分な糖が肌のコラーゲンやエラスチンと結びつくと、AGEs(最終糖化産物)という老化物質が生成されます。

AGEsはコラーゲンを硬化・劣化させるため、肌のハリや透明感が失われ、黄ぐすみ・たるみ・シワとして現れます。

口元の両サイドに縦じわができる「マリオネットライン」も、糖化によるコラーゲン崩壊が原因のひとつです。

しかも糖化は一度進むと元に戻りにくく、50代で「急に老けた」と感じる原因になっています。

「最近肌が黄色っぽい」「ハリがなくなってきた」と感じたら、スキンケアより先に食事の見直しが根本的な解決につながります。

糖化産物のメカニズムについては、日本薬剤師会の記事で詳しく説明されています。

バリア機能が低下して乾燥・かゆみが起きる

高血糖状態が続くと、肌のバリア機能が低下して乾燥・かゆみが慢性化します。

糖化が角質層に影響を与えると、肌が水分を保持できなくなります。

さらに高血糖状態では体が余分な糖を排出しようと尿量が増え、体内の水分も一緒に失われて皮膚が慢性的な脱水状態になります。

乾燥した肌は神経が刺激されやすく、すね・足・背中にかゆみが出やすくなります。

お風呂上がりのすねのかゆみも、バリア機能低下のサインかもしれません。

食後に眠気やかゆみを感じるときは、血糖値スパイクが起きているサインかもしれません。

肌荒れを防ぐ!血糖値を安定させる食事術

血糖値の乱れが肌荒れの原因とわかれば、対策はシンプルです。

食事の内容と食べ方を少し変えるだけで、血糖値は安定させられます。

低GI食品を選ぶと血糖値が穏やかになる

低GI食品を選ぶことで、食後の血糖値の急上昇を防ぎ、肌荒れの根本原因を断てます。

GI値とは食後に血糖値がどれくらい上昇するかを示す指標で、55以下の食品が「低GI食品」とされています。

消化・吸収がゆっくり進むため、血糖値の上昇が穏やかになります。

日常の食事では白米を玄米や雑穀米に、食パンを全粒粉パンやライ麦パンに置き換えるだけで血糖値のコントロールがしやすくなります。

特に麦ご飯は白米に混ぜるだけで手軽に始められ、食べやすくて続けやすいのが気に入っています。

セラピストである私も続けているおすすめの方法です。

肉・魚・野菜・豆類もほとんどが低GI食品なので、意識して取り入れましょう。

主食を少し変えるだけで、肌の状態が変わってきます。

ベジファーストで食後の血糖値上昇を抑えられる

食べる順番を変えるだけで、食後の血糖値スパイクを防げます。

ベジファーストとは、食事の最初に野菜・きのこ・海藻など食物繊維が豊富な食品を食べる食事法です。

食物繊維が糖の吸収を緩やかにするため、その後に食べる炭水化物による血糖値の急上昇を抑えられます。

食べる順番の目安は「野菜→肉・魚→ご飯・パン」です。

最初に100g前後の野菜を食べることを意識しましょう。

サラダ・温野菜・おひたしなど何でもOKです。

皮脂の過剰分泌や糖化を防ぎ、肌の状態が整ってきます。

特別な食材は必要なく、今日の食事から順番を変えるだけで始められます。

規則正しい3食が血糖値スパイクを防ぐ

食事の回数と時間を整えることが、血糖値を安定させる基本です。

朝食を抜くと、昼食時に空腹状態から一気に食べることになり、血糖値が急上昇しやすくなります。

朝・昼・晩の3食を規則正しく食べることで、血糖値の乱高下を防げます。

また、よく噛んでゆっくり食べるだけでも、血糖値の急上昇を抑えられます。

食事の内容だけでなく、食べる時間と回数を整えることが、肌荒れ改善への近道です。

まず、朝食を食べるところから始めてみましょう。

肌にいい食材についてはこちらの記事で詳しくまとめています。

食で作る”内側からの美しさ|肌に良い食材リスト”

肌荒れを根本から変えるなら腸内環境から整える

食事を変えても肌荒れが改善しないとき、腸内環境が乱れているかもしれません。

腸と肌は深くつながっており、腸内環境を整えることが肌荒れの根本改善につながります。

腸内環境が整うと肌のバリア機能が回復する

腸内環境を整えると、肌のバリア機能が内側から回復してきます。

腸内で悪玉菌が増えると、有害物質が血液を通じて全身をめぐり、肌の炎症や吹き出物につながります。

これを「腸肌相関」といい、腸と肌はつながっているのです。

腸内環境が整ってくると炎症が落ち着き、肌のターンオーバーも少しずつ正常に戻ってきます。

栄養素もきちんと吸収されるようになるので、乾燥しにくい肌に変わっていきます。

スキンケアを変えなくても、腸を整えるだけで肌が変わることもあります。

発酵食品を毎日とると腸から肌が変わる

発酵食品を毎日とるようにすると、腸内環境が整って肌が変わってきます。

発酵食品に含まれる善玉菌は腸内の悪玉菌を減らし、腸内環境を安定させます。

腸が整うと栄養がちゃんと吸収されるようになり、肌のターンオーバーも少しずつ戻ってきます。

毎日の食事に取り入れやすいものから始めるのがおすすめです。

  • 納豆(水溶性・不溶性食物繊維が豊富)
  • キムチ(生きた乳酸菌)
  • 味噌(腸内環境を整える発酵菌)
  • ぬか漬け(乳酸菌が豊富)

変化を感じるのは早い人で約2週間、しっかり定着するには約3ヶ月が目安といわれています。

好きな発酵食品から、無理なく続けてみてください。

腸活を続けるコツは、毎日の食事に無理なく取り入れられるものを選ぶことです。

「発酵食品を毎日とろう」と思っても、キムチや納豆が苦手な方もいますよね。

そんな方にこそ試してほしいのがこのかつお味噌です。

無添加麦味噌に上質なかつお節を混ぜ込んだおかず味噌で、白ごはんに乗せるだけで腸活が完成します。

添加物なし、素材がシンプルで、毎朝の習慣にしやすい一品です。

お酢も立派な発酵食品です。

江戸時代の製法を再現した天然醸造のりんご酢を、朝に炭酸水で割って飲むだけ。

すっきりとした飲みやすさで、続けやすいと口コミでも好評です。

原材料はりんご・アルコール・水のみで、毎日飲んでも安心して選べます。

腸内環境と食事の関係についてはこちらの記事で詳しくまとめています。 吹き出物・くすみを防ぐ腸活美容ごはん

よくある質問

Q. 食事以外で血糖値を安定させる方法はありますか?

食後15〜30分の軽いウォーキングが効果的です。

筋肉が糖を消費してくれるため、血糖値の急上昇を抑えられます。

また、睡眠不足やストレスも血糖値を乱す原因になるため、十分な睡眠とリラックスする時間を持つことも大切です。

まとめ

50代の肌荒れは、スキンケアだけではなかなか改善しません。

血糖値の乱れや腸内環境の悪化が、肌トラブルの根本にあることが多いからです。

低GI食品を選ぶ、ベジファーストを実践する、発酵食品を毎日とる。まずはこの3つから始めてみてください。

それから、東洋医学では「肺は皮膚を主る」という考え方があって、皮膚・腸・肺はつながっていると考えられています。

乾布摩擦で皮膚を刺激することも、体のバリア機能を整える養生法のひとつです。

首・手首・足首の「3つの首」を薄手のタオルで優しくこするだけなので、朝の習慣に取り入れてみるのもいいかもしれません。

食事と養生、両方から肌を整えていきましょう。

✍️この記事を書いた人:岩口 陽子

2002年より美容業界に従事。 日本エステティック協会認定エステティシャン資格を取得。 GBLホリスティック研究所認定アーユルヴェーダセラピスト資格を取得し、メディカルチネイザンを学ぶ。 施術実績3,000人以上。 現在は完全予約制のサロンを運営し、東洋医学の体質観をもとに腸と自律神経に着目した美容・健康分野の記事を執筆。


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