最近、腸活を意識して温かいスープを取り入れる人が増えています。
野菜やきのこを使ったスープは、体を温めながら腸にやさしい食事といえます。
ただし、腸に良い食材を入れればよいというわけではありません。
食材の組み合わせや食べ方によっては、お腹の張りや便秘が気になることもあります。
腸の働きは、食事の内容だけでなく食べ方にも影響も受けます。
特に体が冷えていると、腸の動きがゆっくりになることがあります。
そこで取り入れやすいのが、温かいスープです。
野菜やきのこを組み合わせたスープは、水分や食物繊維を一緒にとれるため、腸にやさしい食事になります。
体を温める腸活スープの考え方や取り入れたい食材を整理して、自分にとって続けやすいスープを見つけてください。
腸活スープは体を内側から温める食事

温かいスープは、水分と一緒に野菜や食物繊維をとりやすく、腸にやさしい食事です。
ここでは、腸活スープの特徴について紹介します。
温かいスープは腸にやさしい
温かいスープは、冷たい食事より取り入れやすく、腸にやさしい食事です。
特に朝や冷えを感じるときは、温かいものを口にすることで体の内側からほっとします。
野菜をやわらかく煮たスープは、かたさのある料理より食べやすく、食事の最初にも取り入れられます。
腸活を意識するときは、まず温かいスープを一杯加える方法があります。
水分と栄養を一緒にとれる
野菜やきのこ、豆腐などを入れたスープなら、食事の中で無理なく具材を増やせます。
食物繊維を含む食材は、毎日しっかりとろうとしても不足しがちです。
その点、スープにするとキャベツ、きのこ、根菜などをまとめて取り入れられます。
具材から出るうまみも一緒に味わえるので、食欲がない日でも食べやすい食事になります。
腸活を意識するなら、野菜だけに偏らず、発酵食品やたんぱく質も組み合わせることが大切です。
みそや豆腐、鶏肉などを加えると、食べごたえも出ます。
消化に負担をかけにくい
スープはごぼうやにんじん、キャベツなどの具材を柔らかく煮るので食べやすい料理です。
たくさんの量を一度に食べなくても、少しずつ取り入れられるところもスープのよさです。
体が重く感じる日や、食欲が落ちているときでも、温かいスープなら食事に取り入れられます。
腸活では、体にやさしい食事を無理なく続けることが大切です。
腸活スープに取り入れたい食材

腸活スープを作るときは、食材の選び方も大切です。
食物繊維を含む野菜や発酵食品、体を温める食材を組み合わせると、腸にうれしい食事になります。
ここでは、腸活スープに取り入れたい食材を紹介します。
食物繊維がとれる野菜
腸活スープでは、食物繊維を含む野菜を入れることが大切です。
食物繊維は、腸内細菌のえさになったり、便のかさを増やしたりする働きがあります。
スープに入れやすい野菜には、次のようなものがあります。
| 食材 | 特徴 |
|---|---|
| キャベツ | 食物繊維を含み、煮るとやわらかくなりスープに取り入れやすい野菜 |
| にんじん | 甘みがあり、煮ることで食べやすくなるためスープの具材に向く |
| ごぼう | 不溶性食物繊維を含み、便のかさを増やす食材 |
| 玉ねぎ | オリゴ糖を含み、腸内細菌のえさになる食材 |
| きのこ(しいたけ・しめじ・えのきなど) | 食物繊維を含み、うまみが出てスープの味も整う |
複数の野菜を組み合わせることで、食物繊維を無理なく取り入れられます。
スープなら野菜をまとめて食べやすく、腸活を意識した食事にも取り入れやすいでしょう。
食物繊維は、野菜やきのこなどに多く含まれている成分です。
[厚生労働省のeヘルスネット]でも、食物繊維は食生活の中で大切な栄養素として紹介されています。
発酵食品
腸活スープには、発酵食品を取り入れることも大切です。
発酵食品には、腸内細菌のバランスを整える働きがあるとされています。
スープに取り入れやすい発酵食品には、みそやキムチなどがあります。
みそ汁のようなスープは、野菜やきのこを一緒に入れられ、腸活を意識した食事にも取り入れやすいでしょう。
大分県の麹屋「はちどり味噌」では、自然栽培の原材料を使った味噌づくりが行われています。
「もっと熟成〈やさしいMISO 圓〉」は、自然栽培のお米と大豆、天然塩を使い、じっくり熟成させて作られた味噌です。
加温による発酵を行わない天然醸造で仕込まれており、素材の風味を生かした深みのある味わいが特徴です。
みそ汁だけでなく、野菜スープや具だくさんのスープにもよく合います。
スープに少し加えるだけで、発酵食品を日々の食事に取り入れることができます。
腸活を意識したスープづくりにも取り入れやすい味噌です。
みそなどの発酵食品は、腸内環境を整える食事として知られています。
発酵食品と腸の関係については、こちらの記事でくわしくまとめています。
体を温める食材
腸活スープでは、体を温める食材を取り入れることも意識したいポイントです。
体が冷えていると、食事の満足感が下がったり、食欲が落ちたりすることがあります。
生姜やねぎ、にんにくなどの香味野菜は、スープの風味を整えながら食事にも取り入れられる食材です。
温かいスープにこうした食材を加えると、食事の満足感も高まります。
朝に取り入れやすい腸活スープ

朝は腸の動きが活発になる時間です。
この時間に温かいスープを食べると、体を冷やさずに食事をとることができます。
ここでは、朝に腸活スープを取り入れるメリットや続ける工夫を紹介します。
朝に温かいスープをとるメリット
朝は体がまだ十分に温まっていないことが多く、冷たい飲み物や食事が続くと体の内側が冷えます。
温かいスープをとると、食事の最初から体を温めることができます。
たとえば、温かいみそ汁や野菜スープを一杯とると、体が内側から温まります。
野菜を入れたスープなら、水分と栄養を一緒にとれるため、朝食にも取り入れやすい料理です。
朝に温かいスープをとると、食事の最初から体を温めることができます。
朝食で体を温める食事については、こちらの記事でくわしくまとめています。
忙しい朝でも作りやすい
冷蔵庫にある野菜やきのこを切って煮るだけでも、簡単なスープになります。
キャベツ、玉ねぎ、にんじん、きのこなどは、どの家庭にもあることが多い食材です。
時間がないときは、みそ汁に野菜を多めに入れるだけでも一品になります。
毎日の食事の中で無理なく続けることが大切です。
作り置きで続けやすい
忙しい朝は、調理の時間を確保することが難しいこともあります。
そんなときは、スープを作り置きしておく方法もあります。
前日の夜に多めに作っておくと、朝は温めるだけで食べられます。
野菜スープやみそ汁は作り置きにも向いている料理です。
冷蔵庫にスープがあると、朝食を準備する負担も減ります。
手軽に作れる腸活スープ

きのこと生姜の腸活スープ
きのこと生姜を使ったスープは、体を温めながら野菜を取り入れられるスープです。
きのこには食物繊維が含まれており、スープの具材としても向いている食材です。
生姜を加えることで、香りが立ち、食事の満足感も高まります。
しめじやえのき、しいたけなどのきのこを組み合わせると、うまみのあるスープになります。
だしや鶏ガラスープで煮て、最後に生姜を加えるだけでも作れます。
朝食や軽い食事としても取り入れられるスープです。
<材料(2人分)> ・しめじ 1/2パック ・えのき 1/2袋 ・生姜 1かけ ・水 400ml ・鶏ガラスープの素 小さじ1
<作り方> ①きのこをほぐし、生姜は細く切ります。 ②鍋に水ときのこを入れて火にかけ、生姜を加えます。 ③鶏ガラスープの素で味を整えたら完成です。
キャベツと豆腐のやさしいスープ
キャベツと豆腐を使ったスープは、やわらかい食感の料理です。
キャベツには食物繊維が含まれており、スープにすると無理なく野菜を取り入れられます。
豆腐を加えると、たんぱく質も一緒にとることができます。
やさしい味のスープのため、食欲がないときにも食べられる一品です。
キャベツ、豆腐、玉ねぎなどを煮て、塩やみそで味を整えるだけで作れます。
野菜を増やすと、腸活を意識した食事にもなります。
<材料(2人分)> ・キャベツ 2枚 ・絹ごし豆腐 150g ・玉ねぎ 1/4個 ・水 400ml ・コンソメ 小さじ1
<作り方> ①キャベツは食べやすい大きさに切り、玉ねぎは薄く切ります。 ②鍋に水と玉ねぎを入れて火にかけ、キャベツを加えます。 ③野菜が柔らかくなったら豆腐を入れ、コンソメで味を整えます。
根菜の味噌スープ
根菜のみそスープは、体を温めながら腸活できるスープです。
ごぼう、にんじん、大根などの根菜は、煮ることでやわらかくなります。
みそは発酵食品として知られており、スープの味にも深みが出ます。
根菜とみそを組み合わせると、具材の多い満足感のあるスープになります。
温かいみそスープは、朝食や夕食にも取り入れられる料理です。
<材料(2人分)> ・ごぼう 1/3本 ・にんじん 1/3本 ・大根 3cm ・だし 400ml ・みそ 大さじ1
<作り方> ①ごぼう、にんじん、大根は食べやすい大きさに切ります。 ②鍋にだしと根菜を入れて火にかけ、やわらかくなるまで煮ます。 ③火を弱めてみそを溶き入れたら完成です。
腸活スープを続けるコツ

腸活は、特別な食事を短期間だけ続けるものではありません。
毎日の食事の中で無理なく取り入れることが大切です。
ここでは、腸活スープを続けるための工夫を紹介します。
腸活スープを続けるための食べ方
腸活スープは、一度にたくさんの食材を入れる必要はありません。
ただし、腸活に良いとされる食材でも、入れ方や量によってはお腹の張りを感じることがあります。
たとえば、豆類や玉ねぎ、きのこ、キャベツなどを一度に多く入れると、人によってはガスやお腹の張り、便通の乱れを感じることがあります。
そのようなときは、具材の量を少し減らしたり、野菜の種類を変えたりしながら、自分に合う組み合わせを見つけていきます。
温かいスープを食事の最初にとることで、野菜や水分も一緒に取り入れられます。
毎日の食事の中で無理なく続けることが大切です。
食材を変えて飽きない工夫
同じスープを続けると、味に飽きてしまうことがあります。
そのため、使う野菜や具材を少しずつ変える工夫も大切です。
キャベツやきのこ、根菜などを組み合わせると、いろいろな味のスープになります。
みそやコンソメなど、味付けを変えるだけでも印象が変わります。
食材や味付けを少し変えるだけでも、腸活スープを続けられます。
作り置きを活用する
忙しい日には、毎回スープを作ることが難しいこともあります。
そのようなときは、スープを作り置きしておく方法もあります。
野菜スープやみそ汁は、前日に多めに作っておくと次の日の食事にも使えます。
温めるだけで食べられるため、食事の準備も簡単になります。
毎日の食事に一品加える
腸活スープは、主食や主菜を変える必要はありません。
普段の食事に一品加えるだけでも取り入れられます。
ごはんやおかずと一緒にスープを出すだけでも、野菜や水分を取り入れられます。
無理のない形で続けることが、腸活を習慣にするポイントです。
よくある質問

Q.腸活スープは朝と昼とどちらが良い?
腸活スープは、朝でも夜でも取り入れられます。
朝に温かいスープをとると、水分や野菜を一緒にとることができ、食事の始まりとして取り入れやすい一品になります。
一方で、夜の食事にスープを加えると、野菜を無理なくとることができ、食事全体のバランスも整えやすくなります。
大切なのは、時間帯よりも無理なく続けられることです。
自分の生活リズムに合わせて、取り入れやすいタイミングで続けてみてください。
Q.腸活スープは毎日飲んでも大丈夫?
腸活スープは、毎日の食事の中に取り入れることができます。
野菜やきのこ、発酵食品などを使ったスープは、食事の一品として取り入れやすい料理です。
ただし、同じ具材ばかりに偏らず、野菜や味付けを少しずつ変えることが大切です。
キャベツ、きのこ、根菜などを組み合わせることで、さまざまな食材を取り入れられます。
腸活は、特別な食事を短期間だけ続けるものではありません。
日々の食事の中で無理なく続けられる形を見つけることが大切です。
Q.市販のスープでも腸活できる?
忙しいときは、市販のスープを活用する方法もあります。
野菜スープやみそ汁などを選び、具材を少し足すだけでも食事の内容を整えることができます。
たとえば、市販のスープにキャベツやきのこ、豆腐などを加えると、野菜やたんぱく質を一緒にとることができます。
毎回手作りすることが難しいときは、無理をしないことも大切です。
市販のスープも上手に取り入れながら、続けられる形を見つけてみてください。
まとめ
腸活スープは、特別な食事ではありません。
温かいスープを一杯加えるだけでも、野菜や水分を一緒にとることができます。
キャベツやきのこ、根菜などの野菜、みそなどの発酵食品を組み合わせることで、食事の中に無理なく取り入れることができます。
作り置きや食材の組み合わせを工夫すると、忙しい日でも続けやすくなります。
私のサロンでも、食事について相談を受けることがあります。
体を整えようとすると、特別な方法を探してしまう人も少なくありません。
しかし、毎日の食事の中で無理なく続けることが、体を整えるためには大切だと感じています。
まずは、食事に温かいスープを一杯加えるところから始めてみてください。
小さな習慣の積み重ねが、腸活を続けるための大きな一歩になります。
✍️この記事を書いた人:岩口 陽子
2002年より美容業界に従事。 日本エステティック協会認定エステティシャン資格を取得。 GBLホリスティック研究所認定アーユルヴェーダセラピスト資格を取得し、メディカルチネイザンを学ぶ。 施術実績3,000人以上。 現在は完全予約制のサロンを運営し、東洋医学の体質観をもとに腸と自律神経に着目した美容・健康分野の記事を執筆。


