わたなべ農場について

標高1100mの自然豊かな集落

山梨県北杜市、日本百名山でもある瑞牆山の麓、自然がとても豊かな環境下で自然栽培(無肥料・無農薬)で野菜づくりをしています。 標高が約1100mあるため、昼夜の寒暖差によって、本当に美味しい、甘み・旨みのある野菜ができます。 冬は−15℃にもなるところなので7〜9月が生産のメインです。

標高の高いところでしか栽培できない、花豆が特産品です。 山間地で鹿やイノシシが来るため、畑には電気柵をして管理しています。 同じ集落内に自然栽培農家が3軒もいるので、ノウハウなども共有しています。

農場を始めたきっかけ

私が農業を始めたのは偶然と言っても良いかもしれません。 私は鳥取出身で、東京に出てそのまま都会のサラリーマンをやっていました。 そんな時、たまたま有機農業系のNPOに転職したことをきっかけに農業と出会います。 少しずつ農業の魅力に惹かれ、まったくの未経験の農業でしたが、挑戦してみたい気持ちがつのり、北杜市に移住。 はじめは有機農業の研修を3年間受け、新規就農を機に、自然栽培に取り組むことを決めました。というのも、移住先のご近所の方が自然栽培の大先輩でした! 右も左もわからない自然栽培でしたが、その方から自然栽培の素晴らしさや面白さを教えてもらい、かつ週1〜2回1〜2時間一緒に農作業をして、帰って自分の畑でも実践するというようにして学びました。 そして独立時から自然栽培にして7年が経ちます。(2022年冬現在)

今は夫婦二人とボランティアやウーフーなどに手伝ってもらって頑張っています。 また、​福祉施設の方々に農作業の仕事をお願いすることで農福連携も進めております。

自然栽培の学びの場として、地域を盛り上げていきます

私たちの農場は限界集落にあります。 農業をするには冬の苦労はありますが、自然豊かでとても良い場所です。 農業を始めて、その素晴らしさや楽しさを多くの人に伝えたという気持ちが芽生えました。

農福連携やウーフなど、私たちが助けてもらうだけではなく、地域おこし協力隊の受け入れもしており、自然栽培をする人に学びの場を提供して移住者を増やして、地域を活性化したいと考えています。 もう何人かは移住しているのがとても嬉しいです。 ぜひ私たちの作るものを通じて農業の素晴らしさや私たちの暮らしを知っていただけますと幸いです。