カカオから生まれる循環:チョコレート工房の小さな家庭菜園日記
こんにちは。 私たちは、カカオの焙煎からチョコレートまで、すべて自社で手がけている小さな工房です。毎日、カカオの香ばしい香りに包まれながら、丁寧にチョコレートを作っています。
さて、そんな日々の中で意外とたくさん出るのが「カカオハスク(カカオ豆の外皮)」です。焙煎後に出る副産物ではありますが、これが実はとても優秀。捨ててしまうのはもったいない…と思い、家庭菜園のマルチング材として再利用することにしました。

ハスクは保水性・通気性がよく、見た目もナチュラルでおしゃれ。雑草の抑制にもなってくれて、土の表面が乾きにくくなるんです。自然の恵みを、また別のかたちで生かせるのは本当にうれしいですね。
下の植物はケールの仲間です。根っこから抜かず、食べる分だけ葉っぱを取ります。

この小さな畑では、化学肥料や農薬は一切使っていません。土の力と、太陽と、季節の流れにまかせた、ちょっと気長な野菜づくり。でも、その分だけ味わいや香りには深みがあります。ゆっくり、じっくり育つ野菜たちの姿に、日々癒やされています。
最近は、敷地内に流れる湧水を畑に引き込むことができて、ますます環境が整ってきました。清らかな水に野菜たちも張り切っているようで、葉の色もなんだか元気に見えます。私たち自身も、ますます張り切っています(笑)
これからも、カカオから広がる小さな循環を大切にしながら、丁寧なものづくりと向き合っていきたいと思います。時々、菜園の様子もご紹介していきますので、よろしければまた覗きにきてくださいね。