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春のめぐみ

桜も各地で満開ですね! 宮﨑も先日は満開で桜吹雪が美しかったです。 そんななか、私たちは最後の春の仕込みを行いました。

ここ宮崎の日南北郷でいちご農家さんの、みなみいちご農園さんのイチゴが届いたのです。今年は収量が極端に少なく、入手できるのはこれがさおそらく最後との事。 貴重ないちごの規格外品。 味見をちょこっとしましたが、とっても!美味しいです。 また、例によってスライスして、乾燥機にかけました。 なにも加工していない水分が抜けて旨味が凝縮したいちごチョコレートが完成しました。 このまま食べてもとっても美味しいですが、ダークチョコレートに合わせると上品な大人のいちごチョコレートと生まれ変わります。 見た目も可愛らしいので贈り物にもオススメです。

こちらも北郷町のきんかん。 ショコラティエのオーナーがオーストラリアのシェフ時代によく使っていた果物です。 酸味があり、いろいろなデザートに使っていたようです。 ここ、日南は金柑の生産量が多いのです。そしてこれも規格外との事。 粒が不揃いなだけで、味はやっぱり美味しいのです。 これも半分にきって、煮こぼし、粗糖でコンポートにして、それから皮だけを乾燥機にかけました。正直、長い工程を経ています。

きらきらした、金柑の皮です。これを細かく刻んでダークチョコレートに塗します。 宮﨑ではお土産としてお買い上げいただくことが多いです。 こちらは恐らく1年分を確保していると思われます。

こうして私たちの春の仕込みも終盤に差し掛かっていくのであります。

農家さんありきの私たちの手仕事。本当に感謝しかありません。 私の拙い家庭菜園でふうふう言っている場合ではないくらい、広大な敷地で真剣に作物を育ててくださっています。 毎年、農産物を使って良い商品を作り出せる事に感謝です。 さあ、次は、ご近所からいただいた、たけのこと、フキの料理に取り掛かります。 その前に、今日は1年分の家族の味噌を仕込む日でもあります。まずは麹を起こします。(冬は多忙なので毎年4月に作ってます。もう、15年くらい作り続けています。趣味です) なかなか家から出れませんが!春だな〜〜っと思う今日この頃です。

皆様に良い春が訪れますように。

tiny kitchen MIYAZAKI宮崎県(菓子製造・販売)

製菓衛生師で調理師でもあるショコラティエの店主KAZUと申します。
日本では10年ほどシェフとして料理に携わり、後、6年間オーストラリアのレストランやホテルなどでシェフやパティシエとして働いていました。
2020年に宮崎県へ移住。
そこで、今までの経験を生かして、自然豊かな宮崎県の食材を使い、人が元気になるような健康志向のチョコレートをカカオ豆から作りたい、と思い、名前のとおり、小さな工房をセルフビルドで作り”カカオ+宮崎フレーバー”をコンセプトに日々研究しております。

余計なものは一切使用せず、自然の恵みを加工し、皆様に喜んでいただけるよう日々精進して参ります。

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