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暮らしの知恵「雪室」で、お米も野菜もおいしくなる!

2022/04/07

日本有数の豪雪地帯である安塚には、雪国ならではの暮らしの知恵が今も息づいています。今も活かされている営みに、「雪室(ゆきむろ)」があります。 雪室とは、温度と湿度を一定に保つために雪を利用した貯蔵庫のことです。

冬場に降った雪を断熱性の高い倉庫に大量にあつめておくと、約一年間、夏を経てその次の冬まで雪が溶けずに残ります。そこに、食材を貯蔵しておくのです。

雪室の中は、適度な湿度と低い温度によって食材がしっとりと美味しく保たれます。 保たれるどころか、雪室におかれた野菜やお米は、低温から自身を守るために自ら糖分を作りだす「糖化」という作用がおこり、甘みが増してさらに美味しくなります。 安塚では、昔からこの営みが受け継がれてきました。今も町の中にはいくつかの公共の雪室が点在しています。

以前、試しに野菜を雪に入れてみたら、日が経っても鮮度が保たれて美味しく食べられました。 なので、去年からはお米を雪室に入れて貯蔵しています。この前、試しに食べてみたら、とっても美味しくなっていてびっくりしました。 新米のときよりも、むしろお米にハリとツヤが出たというか、もっちりとしていて凄く美味しいのです。 電力を使用せず、環境負荷もほぼかけず、貯蔵するとこんなに美味しくなるなんて、ほんとに感動しました。

みなさまにもお届けしたく、オンラインストアでも売り出しました。

また、麹チーズケーキに使用している塩も雪室で熟成したものなんです。

雪室の営みは、これからの暮らし方へのヒントにもなっていく気がしています。 ちなみに、昨年に新しく建て替わった安塚の雪室「ユキノハコ」ではイベントも行われたり、地域の中心的な場にもなっています。事前に予約すると案内もしてもらえるそうなので、おすすめです!せひ一度♫

里山BOTANICAL新潟県(新潟ローカルブランド)

〜里山の “おいしい” をお裾わけ〜
美しい棚田や豊かな自然にかこまれた新潟県上越市の安塚地域。私たちは里山に暮らしながら、安塚の里山があたえてくれる季節の幸や、棚田でそだてたお米(栽培期間中農薬・化学肥料不使用)を丁寧に加工し、素材の魅力を最大限にひきだしながら愉しんでいます。添加物不使用、グルテンフリーなど、「使わないもの」にもこだわっています。そんな里山でのおいしいひとときを、あなたの暮らしにおとどけします。

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