カカオは捨てるところはありません

シンチャオ!
農業からは農業残渣、海洋資源から魚介類などの海洋生物残渣を廃棄せず、余すこと無く活用します。
元々、OCA は、カカオ豆の皮(ハスク)、カカオポッドの皮、カカオの葉などなど、一切の廃棄物を出していません。
カカオ豆の外皮(ハスク)は、チョコレートの香りがする「カカオハスクティ」として、たべるとくらすとでも販売をさせて頂いています。
日本では、毎年 5 万 5 千トンほどのカカオ豆が輸入され、チョコレート作りには不要のカカオハスクは、産業廃棄物でした。(今でもかわりません) その量は、数千トンを超えます。
勿体ないですね。
大手メーカーが出した、大量のカカオハスクは無償で貰うことができる事をご存知でしょうか? カカオハスク自体は完全無料です。が、頂くためには、カカオハスクを運ぶためのトラックが必要にはなりますが。。。
OCA もお取引をしている、ある農家さんは、カカオハスクを輸送費だけで頂き、農園の堆肥として活用しています。OCAの日本側の実験農園でも、この農家さんがつくるカカオハスクを使った堆肥を畑に敷いています。
科学的な検証はできていませんが、この農家さんがつくる、お茶や柑橘系果実は、周辺の他の農家さんの物よりも、何故か甘く美味しいという評判になっています。
他にも、東京都八王子市にある牧場では、牛さんの寝床にカカオハスクを使っています。以前訪問した時に、農家さんが教えてくれたのは、うちの牛さん達は殆ど鳴かないんだよ。牛が鳴くのは、ストレスからだから、カカオハスクのベッドは、ふかふかして気持ちが良いからだよとの事でした。
カカオポッドの外皮は固く、世界中でも活用はあまりされていません。
OCAは、カカオポッドの外皮を乾燥させ、堆肥やバイオ炭としての研究開発を進めています。カカオ豆を取り出したばかりの水分を多く含んだ、生のカカオポッドの外皮はと言うと、チャウドゥク県では山羊さんの餌にもなっています。
また、コロナ禍には、カカオポッドの外皮の内側(スイカの皮の白い部分を想像して下さい)は、乾燥させてカカオスナックとして、日本に輸入し販売テストも行っていました。
このように、廃棄しなくても知恵を絞って実践すれば、カカオの可能性はどんどん広がっていきます。
だって勿体ないですからね。


