杜仲茶専門店Minowa Tea Gardenについて

杜仲茶発祥の地・長野県箕輪町から - Minowa Tea Gardenの想い -

Minowa Tea Gardenは、長野県伊那谷の自然豊かな土地で、杜仲茶の専門店として、自社農園での栽培から製造・販売までを一貫して行っています。

化学肥料や化学合成農薬は一切使わず、ウッドチップを使ったマルチや自家製コンポストなど、自然に寄り添う農法を実践。

収穫するのは、栄養価が高まる夏。枝を切ったそばから葉をもぎ取り、すぐに天日干しで自然乾燥させることで、杜仲葉の栄養と風味をまるごと閉じ込めています。

製造工程には、日本で初めて杜仲茶を手がけた組合の技術と設備を継承。焙煎時には、その日の気温や湿度を見極め、数十年にわたる記録と経験をもとに最適な方法で仕上げています。

その味わいは、ほんのり甘く、やさしく香ばしい香りが広がります。ノンカフェイン・カロリーゼロで、小さなお子さまからご年配の方まで、家族みんなで安心して楽しめる一杯です。

現在は、有機JAS認証の取得に向けた取り組みも進行中。品質の向上と信頼の証を目指して、日々の一手間を惜しみません。

杜仲茶を未来へつなぐ - 箕輪町での再出発と、想いのバトン -

責任者を務めております私(河野)は、もともとオーガニックの健康食品を製造する企業に在籍していました。ご縁で訪れた長野県箕輪町で、かつて杜仲茶の一大産地として栄えていたこの土地と出会います。

今ではその面影も薄れ、忘れられつつある杜仲茶の文化。しかし、古い資料や地域の方々からのお話を通じて、その歴史に触れるうちに、「この伝統を未来に残したい」という強い想いが芽生えました。

原料の確保すら難しい中、少しずつ畑を再生し、製法を再構築。職人たちが残したノートや記録をヒントに、感覚に頼らず安定した品質を実現できる体制を築いてきました。

今でも一枚ずつの手摘みにこだわるのは、手間の中に宿る風味と栄養のため。煮出して飲むと、杜仲のもつ自然の力が、やさしく身体に染みわたります。

現在、Minowa Tea Gardenは「信州匠選」にも認定され、伝統と品質の両立を評価されています。 箕輪から、杜仲茶の新しい未来を届けたい。その想いを胸に、これからも誠実なお茶づくりを続けていきます。

地域とともに育む、持続可能な農業のかたち - 杜仲茶がつなぐ未来の風景 -

私たちは、ただお茶をつくるだけでなく、この土地の風景と文化を未来につなぐことを大切にしています。

耕作放棄地だった畑を自社農園として再生し、杜仲の苗木を植えることで、地域の景観を守りながら、新しい価値を育ててきました。 農作業で出る有機廃棄物も、もみ殻や米ぬかとともに発酵させてコンポストに。資源を循環させる、環境にやさしい農業を実現しています。

包装資材もバイオマスインキや再生可能素材など、地球にやさしいものを優先。未来に続くお茶づくりのために、細部まで見直しを重ねています。

今後は、有機JAS認証の取得に加え、関東圏や海外への展開も視野に入れながら、地域の特色を活かした新しい商品づくりに挑戦していきます。

箕輪の地から、健康的な暮らしと、やさしいお茶のある毎日を—— Minowa Tea Gardenは、杜仲茶の新たな未来を拓いていきます。