伝統的な酒作り
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、2024年12月5日に日本の『伝統的な酒作り』がユネスコ無形文化遺産に登録されました。 この登録には日本酒、焼酎、泡盛だけでなく「みりん」の製造技術も含まれています。 「みりん」にはスーパーなどで低価格で買える「発酵調味料(加塩みりん)」や「みりん風調味料」がありますが、これらは酒類ではありません。 「本みりん」こそが米と米麹、焼酎を原料とし、蒸した米と麹を合わせて焼酎を加えて仕込み、貯蔵熟成させた伝統的製法のみりんです。アルコール度数は14%前後、まろやかで深い甘みがあります。
そんなみりんを収穫したお米で作り始めてはや5年。今年も無事販売できる運びとなりました。酒類なので自分で作ることは出来ないけれど、九重味淋株式会社さんに製造を委託して、毎年作ってもらっています。 製造工場を見学したことがありますが、やはり伝統製法は違います。
米の蒸した匂いがとてもいい匂いでした。 自分で稲を植え、育て収穫し、その米を発酵させ長い時間をかけて出来上がるみりん。 感動ものです。 当加工所の「えごま油」「柿酢」に続き、素材を大切にし、昔ながらの製法でつくる調味料シリーズの1つです。
