【私たちが暮らす水俣と農業への想い】

熊本県水俣市

私たちが暮らす熊本県水俣市は、 熊本県の最南端に位置し、不知火海と山に囲まれた自然豊かな地域です。

温暖な気候とリアス式海岸に囲まれ、 サラダ玉ねぎ、かんきつ類、ちりめんじゃこに太刀魚と海の幸も山の幸も ひとところで揃う素敵な場所です。

サラダ玉ねぎを作り始めました

この、生まれ育った水俣の地にて、 私は10年前に新規就農者としてサラダ玉ねぎを作り始めました。

そして10年目となる2020年、耕人舎という屋号を起こし、 「土地を耕すことは暮らしを耕すこと、暮らしを耕すことは人を耕すこと」という思いを込め、サラダ玉ねぎの生産を柱に、あなたの実り多き人生の土壌である暮らしを”豊かな暮らし”へと耕す人でありたい、と農業を柱にした「豊かな暮らし」創りに寄与する事業に取り組み始めました。

無農薬・無化学肥料栽培を選択

元々、私たちが生産していたサラダ玉ねぎは特別栽培農産物であり、 私たちは減農薬・減化学肥料で栽培していました。 そして現在、無農薬・無化学肥料栽培で取り組んでいます。

このように、無農薬・無化学肥料栽培に切り替えた理由の1つ目は、 「経営の在り方の見つめ直し」です。

4-5年前に玉ねぎの価格の大暴落が続き、規模縮小を余儀なくされましたが、 当時は周りの農家さんも大変困惑し、皆で苦労して励まし合ったのを強く覚えています。

我が家では娘が生まれた頃で、これからの生活をどうするか、 どのような生き方をしたいのか、妻ともたくさん話して悩みました。

特に、 ・幸せになってほしい人達に、どのように豊かになってもらいたいのか ・私たち目指したい豊かな暮らしとは何なのか ・小さい経営規模だからこそ出来ることは何なのか

このようなことを見つめる中で、

・四季折々の自然を感じ、命とのつながりを肌で感じる暮らし。 ・心身健やかで、自分らしく心地よい暮らし。 ・地域にしっかりと根差した暮らし。

そんな「豊かな」暮らしがそれぞれのご家庭で営まれることを目指して、 これからも畑や心を耕していきたいと思い、 無農薬・無化学肥料栽培を選択しました。

2つ目の理由は、「被覆肥料へのショック」です。

被覆肥料とは、プラスチックの中に肥料を入れたもので、 コート肥料や一発肥料とよばれます。 これを施肥することで、追肥の必要がなくなり誰もが 効率よく施肥管理を行うことができる、非常に優れた技術です。 私はこのプラスチックは、自然に還る素材できていると思っていました。 ところが普通のプラスチックだということが分かり、 マイクロプラスチックとしての環境汚染への懸念が生じ、 無農薬・無化学肥料栽培を選択しました。

このように減農薬・減化学肥料栽培から 徐々に無農薬・無化学肥料の栽培に切り替えながら、 2023年2月から無事に、皆さまにお届けできる状態になりました。

年に一度きりの旬の味覚をお届けします

この10年培った技術と経験を活かし、自然豊かな水俣から、 安全安心でなによりもシャキシャキで甘くて美味しいサラダ玉ねぎを、 皆さまの食卓が豊かに笑顔あふれるものとなりますよう、 心を込めてお届けさせていただきます。

年に一度きりの旬の味覚を、是非ともお手に取って味わってみてください。