今年から新しくお借りした田んぼで育てた、ササシグレ。
自然栽培1年目となるこの田んぼで、無事に稲刈りを終え、今年の新米をご用意することができました。
この田んぼは、以前はお米やレタスが栽培されていた田んぼです。
ここ吉田町はレタスの産地でもあり、シーズンになると辺り一面がレタス畑になるほど、たくさんのレタスが育てられています。
そんな土地で、長年農業を続けてこられた方が亡くなられました。
その後、地主さんからお声がけいただき、ご縁あって私たちがこの田んぼを引き継ぐことになりました。
一枚の田んぼを、新しく任せていただく。
農家として、とてもありがたいことです。
でも同時に、長い年月をかけてその土地を守り、作物を育ててきた方が農業を続けられなくなったということでもあります。
最近、私たちの身近でも、
「田んぼを引き継いでもらえないか」
と声をかけていただくことが、少しずつ増えてきました。
新しい田んぼとの出会いが増える一方で、農業を続ける人が減っている。
その現実を、以前よりも身近に感じるようになりました。
だからこそ、今のうちに先輩農家さんのところへ足を運び、できるだけ多くのことを教わりたいと思っています。
田んぼのこと、稲のこと、土のこと。
そして、長年農業を続けてきたからこそ分かる、その土地との向き合い方。
教えていただいたことを、自分たちだけのものにするのではなく、次の世代へつないでいける農家になりたい。
そんなことを考えながら、この田んぼと向き合った一年でした。
そして今年、ここで育ったササシグレが、無事に新米になりました。
自然栽培1年目。
まだ、この田んぼとの付き合いは始まったばかりです。
これから何年も、何十年も、この土地でお米を育てていくことができるのか。
それはまだ分かりません。
だからこそ、今年最初にこの田んぼで実ったお米には、私たちにとって特別な意味があります。
新しく受け継いだ田んぼで育った、最初の一粒。
そのお米を、皆さまの食卓で味わっていただけたら嬉しいです。
炊き上がったごはんの香りとともに、
この田んぼの一年を、少しだけ感じていただけたら。
ご馳走畑の新米「ササシグレ」。
粒がしっかりしており、すっきりとした甘みを感じることができます。
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