静岡県は富士宮市麓の朝霧高原で完全放牧の酪農をしています
高原の耕作放棄地と森の合わせて約2haを利用し、内搾乳牛2頭そ含む牛5頭を完全放牧で飼養しています。 完全放牧とは、24時間365日放牧する飼育方法です。 森があるので、牛たちは暑い時間帯や荒天時は森の中で過ごします。 放牧でのびのび育った健康なジャージー牛、そのミルクの風味を活かしたヨーグルトを目指しています。
大好きな山での仕事を模索し、未経験から完全放牧の酪農を志しました
元々は東京で会社員をしていましたが、山が好きで、休日は登山やトレイルランニングを楽しんでいました。 山を活かした仕事をしたいと模索していた中、2019年に山地酪農の存在を知り2020年に、全くの未経験から酪農の世界に飛び込みます。 研修やアルバイトで酪農を経験し、昨年2022年に富士宮に移住して2023年7月に牛を迎えました。 きっかけは、山が好きで山地酪農への憧憬からでしたが、愛らしい牛達に魅かれていきました。 牛の胃(ルーメン)にいる微生物達のおかげで、人間には消化できない草のセルロースを分解し、栄養として美味しいミルクをだしてくれます。 土(微生物)と草、草と牛、牛と微生物、牛と人、人と微生物、これらが共生してお互いに恵を与えられる世界を持続できればと思います。
牧場と製品を通して、牛の事や牛と人との関わりについてもお届けできますように
日本の多くの酪農は効率重視で過密飼育ですが、広い敷地に放牧をする事で、効率は良く無いですが環境には負荷が少ない飼い方をしています。 単純に乳製品(特にヨーグルト)が好きな方はもちろん、ビフィズス菌入りの菌を使用しているので、健康や特に腸を気遣う方にはぜひ召し上がっていただければ嬉しいです。 また、アニマルウェルフェアを実施し、過密飼育による環境負荷を避けた飼育のためエシカル消費をしたい方にもお届けできればと思います。 出来るだけプラスチックを減らしたいと思い、商品パッケージ紙カップに。 「牧場と製品を通して消費者の皆様に、牛の事、牛と人との関わりなども知って欲しい」 そんな思い出日々牛たちと向き合っております。 また首都圏からも近いので、実際に来て見て感じていただけますと嬉しいです。