ETHICAL WRAPについて

大阪で洗って繰り返し使える蜜蝋ラップを作っています

洗って繰り返し使える蜜蝋ラップ「エシカルラップ®」(※)は、食品用使い捨てラップの代替品として活躍するキッチンアイテムです。 原料は全て天然素材であることは勿論、その中でも環境に配慮した素材を扱っています。 蜜蝋は漂白や加工をしていない未精製、蜜蝋にブレンドするオイルはオーガニックヴァージンオイル、肌に触れてもいい漢方用天然樹脂を使用しています。 これらを独自配合で自社ブレンドすることにより完成品は柔らかさがありつつも、長持ちするような仕上がりです。 生地はオーガニックコットン(GOTS認証・エコパスポートインク使用)。 柄は自社オーダーしたおしゃれなデザインで、自社工房で職人が一つ一つ手作業で丁寧に製造しています。 「エシカル」は、人や社会、環境などを思いやるなど広い視野があり良い言葉だなと思って名付けました。 私たちはエシカルラップの魅力をお伝え普及するとともにゴミ削減や一人一人のSDGsの意識改革のお手伝いを目指しています。

※「エシカルラップ」はエシカルカウンセルの登録商標です。 ※和柄ラインはオリジナルラインと異なり一般精製蜜蝋使用、生地は日本製コットン100%使用

蜜蝋(みつろう)ラップを知ったきっかけ

私が蜜蝋ラップの存在を知ったのは5年前に訪れたバリでした。 脱プラ政策が進んだ国なのに、海辺には散在した大量のゴミ。 その時にゴミが及ぼす環境汚染の恐ろしさを痛感し、未来の子供達の地球環境の手助けになればという願いをこめて蜜蝋ラップの自社開発に至りました。 私は大阪在住で、現在中学校1年生と小学校2年生の子どもを持つ母親です。(2023年現在) 元々は「エシカルカウンセル」という名前で病院より気軽な相談のできる心理カウンセリングや発達につまづきのある子どものトレーニングなど、カウンセリングルームを開設しました。 2020年2月に開所したためコロナ禍の真っ只中。 なかなか人と接することができない時期だったため、時間がたくさんある中で蜜蝋ラップ作りを始めたのがエシカルラップの始まりです。 蜜蝋ラップに注目したきっかけは、エシカルカウンセル開所前に友達のリクエストでバリで蜜蝋ラップを買ってきてと頼まれたことでした。 その時に初めて蜜蝋ラップの存在を知ります。 蜜蝋ラップを買った時に店主と話したことがきっかけで、海に行った時に砂浜のマイクロプラスティックが気になりだしました。 それまではなんとも思っていなかったのに、自然とゴミに意識が向いたのです。 子ども達に残したい未来はこんなゴミではないはず。 自分が興味を持つことで、子どもも自分のように自然と自然に興味を持つかもしれないと思っています。

エシカルラップを自分で作るまで

エシカルラップを作るにあたっては、食べ物に触れるものだからオーガニックにこだわっています。 私自身の母がオーガニック好きだったので、もともと関心はあったのですがライトな感じでした。 以前は環境問題はそこまで考えていなかったのですが、バリの海を見てからはより気になるように。 環境にいい蜜蝋ラップなので、色々こだわろうと思ったのです。 使い勝手の良さやデザインも含めどのような商品にするか悩みました。 しっかり密着するけどベタつきが出て、気温によっても左右されるので配合には試行錯誤で大変でした。 生地選びも本当は着物地を使いたかったのですが、くっつきが弱いなどの問題で諦めることに。 エシカルラップの素材はもちろん、パッケージもプラケースにいれれば安くできるのですが、環境のためにパッケージにもこだわっています。

とはいえ、あまりにもストイックにしようとは思っているわけではなく、多くの方に少しでも関心を持っていただけるように気軽さも考えています。 体に良い調味料も使えばカップラーメンを食べる時もある、そんな私なのでストイックではない人の気持ちもわかります。 だからこそまずは軽い気持ちで可愛いラップだなと手にとっていただき、便利だなと使っていただくうちに自然と環境についても関心が生まれていただければと願っています。

誰もが普通に使うものを目指して、エシカルラップで描く未来

エシカルラップは清水寺付近でポップアップ販売をするなど、外国人環境客の方にも人気があります。 外国の方はエコへの意識が高く、日本ではまだまだ環境への意識が低いと感じています。 京都のお寺のマルシェで販売した時も、日本人はほとんどの人が蜜蝋ラップの存在を知りませんでしたが、ほとんどの外国人は蜜蝋ラップをご存じでした。 ストイックではなく、本当に気軽な気持ちで良いので、こつこつと伝えていくことで普及させていきたいと思っています。 最近では、SDGsの関係で学校に呼ばれたり、講演会で登壇して話したりという普及活動も行っています。 お寺もSDGs関係で訪れたり、大学生のチームと活動したり、場所的にここでエコ?と思うような場所でもお声がけいただければ行くように。 最近では、蜜蝋ラップを勧めるのが使命感的な感じになってきました。 蜜蝋ラップの魅力は、プラスチックが減って環境にもいいことで、生活に取り入れたい可愛い柄で便利なこともあり選択肢がないのはもったいないです! 蜜蝋ラップが海外のようにみんなが知っているものになって欲しい、それが私の願いであり自分も役に立てたかなと思える時ですね。 誰もが普通に蜜蝋ラップを使っている未来を目指して活動を続けていきます。