「体がきつくなってきた。」と父が弱音を口にしたのです。
数年前、それはそれは本当に働き者で辛抱強い父の漏らした言葉に娘の私達は衝撃を受けました。もう、畑を続けるのがしんどい、ブルーベリーの木も切って森に戻してしまうかと思っている、と。
父が愛情たっぷり育てたブルーベリーは、手前味噌になるのですが、本当においしいものでした。
そのブルーベリーだけを使って作るジャムは、これまた、素材はシンプルながら、とてつもなく手間をかけて作る自慢の一品でした。素直な味わいのジャムで、地元の道の駅で販売しているだけでしたが、お客さんにも喜んでいただいておりました。孫たちも大好きな味でした。
その頃の私たち姉妹は、下は2歳上は18歳の子どもをそれぞれ抱えている母の役目もある為、安易に両親を手伝うことは難しい状況でした。
でも、子供たちもこのじいじのブルーベリーや、ジャムが大好きで、それに、両親と暮らす96歳のおばあちゃん(今はもう100歳を超えましたが健在です!)、もう随分と色々なコトが分からなくなってきているのですが、「美味しいなぁ。美味しいなぁ。」と朝ごはんでヨーグルトにジャムを入れて食べながらニコニコしている顔を見たりすると、このまま森に戻すなんて。。。
「私たちが、やるよ!」
アラフォーの私たち姉妹の突然の決意に私たち自身が一番驚いたのはいうまでもありません。