AKEMI LEMONを立ち上げる前、私は鎌倉でオーガニックカフェを経営していました。
その前は会社員をしていたのですがおむすび屋さんになりたくて、1年半も修行に通って始めた家庭料理をコンセプトにしたお店です。
会社員時代はあまり料理をしてはいなかったのですがもともと食には関心が高く、表参道の自然派のカフェで食にまつわることをいろいろ学びました。
ところが、コロナ禍で鎌倉からも人がいなくなったことをきっかけに、私の活動はお店でなくとも良いのではないかと考え始めました。
そんな時、友人が農業のオンラインスクールを主催しており、申し込んでみることに。
儲からない農業ではなく、きちんと売上を立てて継続できる農業という考えを学びます。
でも、何を作ろうかと思った時に、畑は自信がありませんでした。
果樹ならできるかもしれないと考え、りんごやレモンに可能性があると感じ、広島のレモン栽培を目指すことを決めました。
寒いのは苦手だったので寒い地域でしかできないりんごは難しいと思ったのと、スクール主催の友人が広島だったことも理由です。
2020年にレモン農家を志し、移住を決意した時に瀬戸内のレモンと出会ったのですが、旨味たっぷりのレモンに感動!
雨が少なく温暖で、柑橘栽培に適した土壌の広島尾道だからこそできるレモンだと思いました。
そして、農地を借り受け栽培スタート。
無農薬に対しては許容が広い印象で、反対などはされていないので助かりました。
でも、レモンの栽培は収穫まで3~5年かかります。
女で一つで耕作放棄地を開墾するのはとても大変で、抜根はしておらず草刈りもほどほどですがそんな自然な状態。
栽培方法は苗を分けてくれた農家さんに教えていただきましたが、おいしいレモンが成るまでは時間がかかります。
それまでどうしようかと考えていたのですが、いずれレモンの加工品を作るのであれば、もう先に作ってしまおうと販路開拓を兼ねて加工品事業を立ち上げました。
加工品の始まりはレモンカードでした。
瀬戸内の気候に育まれた旨味たっぷりのレモンをどうしたら日常的に食卓で楽しんでもらえるか?そこで行き着いたのが「レモンカード(Lemon Curd)」というイギリス発祥のスプレッドです。
カード(Curd)とは乳製品に酸を加えてできる凝固物を意味しています。
製造はOEMでやろうと思っていたのですが、納得いく味にならず価格も高くなるので、自分で作ることにこだわりほぼ毎日稼働しています。