つくる人つくる想い

犬と馬で緩衝地帯を作る、中山間地域の獣害対策と気候適応型農業⁠⁠

自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。

horsemade landscape(北海道 / 農業)

今年の気候について感じたことは?

年々、気温と湿度が高くなっていますが、1年毎のその上昇加減がかなりハイペースだな、と感じています。

今年1年の気候や鳥獣被害の状況は?

夏のとうもろこし、晩秋の大豆をそれぞれ狸かアライグマ?鹿にかなりの割合を食われてしまった。

今年、工夫したことや取り組んだ対策は?

気候の変化に沿うべく、田植えの時期をかなり遅らせてみた。育苗期間の温度管理(高温になり過ぎないよう)にも細心の注意を払った。 獣害対策については、私たちの農園では犬を放すことや馬を周辺の山間で放牧することで緩衝地帯を作ることに取り組んでいる。このことは、中山間地域でできる重要な役割だと考えています。

消費者に伝えたいことはありますか?

都市部に住む方々へお伝えしたいのは、山間地における人の仕事と家畜の役割の多様さについてです。今年は人里にクマが降りてくる痛ましいニュースが後を絶たず、それは山間地の営みの限界を知らせる警告にもなっていると感じます。

来年に向けての思いを教えてください

来年もおそらくさらに気温は上昇し穏やかな気候の中で農業をすることはできないだろうと予想しています。種を繋ぎ、土地の気候の変化に柔軟に対応して最善を尽くしたいと考えています。


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