健康のヒント

冬こそ食でデトックス!巡りを整えるあったか献立

寒くなってくると、厚着のせいだけではなくなんとなく体が重く感じる。

気づかないうちに、いろいろため込んでいるような気がする。

冬は食べる行事が続きやすく、また、体がエネルギーを守ろうとする季節です。

そのため、巡りがゆるやかになりやすく、だるさや重さを感じる方もいます。

ただし、ため込みやすい季節だからといって、同じ食事を続けていると、内側の巡りがさらに滞ったように感じやすくなります。

冬こそ、巡りを意識した食事を取り入れる良いタイミング。

ぜひ最後まで読んで、冬のため込み感にやさしく向き合いながら、内側から心地よく過ごすヒントを見つけてみてください。

💡こんな人におすすめ

  • 冬になると、体の内側が重く感じることがある
  • 食べる行事が続くと、なんとなく巡りが滞る気がする
  • あったかい献立で、日々を心地よく過ごしたい
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✍️この記事を書いた人

岩口 陽子

施術歴15年/累計3,000人以上をサポート。 望診法(基礎)やアーユルヴェーダの知識をいかし、東洋的な体質観にもとづく美容・健康・ライフスタイルの記事を執筆しています。

冬は「ため込み」を感じやすい季節

寒くなると、なぜかため込みを感じるようになります。

それは、巡りがゆるやかになることと、重さやだるさとして残ることが重なるためです。

ここでは、冬のため込み感を覚えやすい理由を2つの視点で考えます。

寒さと行事で、巡りがゆるやかに

冬はクリスマスや忘年会など、食べたり飲んだりする機会が、増える季節です。

食事のたびに、胃腸は一生懸命はたらき、消化や吸収を行っています。

量や回数が重なると、胃腸も疲れやすくなり、巡りが緩やかに感じられることがあります。

そのため冬は、体の内側の巡りがゆるやかになりやすいのです。

冬はため込みが重さやだるさとして現れる

冬は体が自然にエネルギーを溜め込もうとするので、食欲が増加したり、寒さのために活動量が低下したりします。

温かい部屋で美味しいものをたべると、ついつい食べ過ぎてしまう。

出かけたい気持ちはあるけれど、寒さで外出が億劫になり、ついついこもってしまう。

そんなことを繰り返しているうちに、エネルギーのため込みがすすみ、重さやだるさとして感じるようになります。

冬のため込み感を放っておくと、巡りが滞りやすい

なんとなく体がだるくて重たいと感じながら、そのまま過ごしていると、体の内側の巡りはさらにゆるやかになります。

ここでは、冬のため込みを感じたときに、胃腸を休ませることについてまとめています。

食べ続けていると、内側が休まらないことも

イベントが続き、夜遅くまで脂っこいものを食べ、お酒を飲んでいると、胃腸は働き続けることになります。

夜、眠っている間も胃腸は夜に食べたものを消化するために動いています。

そのため、胃腸は休む時間が少なくなり、だんだんと疲れてしまいます。

巡りの滞りを感じやすくなる

胃腸が休まらない状態が続くと、体の内側の巡りは少しずつゆるやかになります。

その結果、朝起きてもすっきりしなかったり、体が重たく感じたり、なんとなくだるさが抜けにくくなります。

強い不調があるわけではないけれど、いつもより動きにくい。

そんな感覚を覚える人も少なくありません。

冬はもともと、体がエネルギーを守ろうとする季節です。

そこに食べ続ける習慣が重なると、巡りの滞りを体感しやすくなります。

だからこそ、ため込み感を感じたときは、体の内側を休ませる視点が大切になります。

体の内側を休ませる方法として、日々の食事に取り入れやすいのが、甘酒や味噌汁のような発酵食品です。 温かさと発酵の力を借りることで、食事のリズムが整い、胃腸がほっとする感覚をもてます。

▶︎甘酒と味噌汁で「腸リセット」する方法

行事が続く冬は、食事に悩みやすい

冬は、食事の予定が続きやすい季節です。

楽しみな予定がふえる一方で、食事のリズムが乱れやすく、どう整えたらいいのか分からなくなる人も少なくありません。

ここでは、冬に食事で悩みやすくなる理由と、よくある迷いについて整理します。

食べる行事が続いて調整がむずかしい

行事が続くと、外食やごちそうを食べる機会がふえます。

そのたびに前後で調整しようと思っても、予定が重なり、思うようにいかないこともあります。

今日は軽めにしようと思っていたのに、急なお誘いが入ったり、家族の予定に合わせて食事がずれたり。

こうした日が続くことで、食事のバランスを取ること自体がむずかしく感じられるようになります。

ため込み感が気になり、食べ方にまよう

体の重さやだるさを感じ始めると、今の食べ方でいいのか、不安になることがあります。

  • 食べる量を減らしたほうがいいのか
  • 間食を控えるべきなのか
  • 一度リセットしたほうがいいのか

いろいろ考えるものの、情報が多すぎて、何を選べばいいのか分からなくなることもあります。

ため込み感があるからこそ、食べ方に迷いが生まれやすくなるのです。

食事の内容だけでなく、食べる時間帯や一日の流れを意識することも、冬のため込み感をやわらげるヒントになります。

朝・昼・夜、それぞれの時間帯で体が求めるものは少しずつ異なります。

無理に減らすのではなく、生活リズムに沿って食事を整えることで、巡りが落ち着きやすくなることもあります。

こうした食事リズムの考え方については、朝・昼・夜のバランスを意識した食事の整え方として

別の記事で詳しくまとめています。 ▶︎食で整える自律神経|朝・昼・夜のバランスごはん

合う人がいれば、続きにくい人もいる

食事の整え方には、さまざまな考え方があります。

なかには、食事の間隔をあける方法や、一定時間食べない方法を取りいれて、調子が整ったと感じる人もいます。

一方で、空腹がつらくなったり、生活リズムにあわず続けにくいと感じる人もいます。

どの方法があうかは、体調や生活環境によって異なります。

大切なのは、無理をせず、今の自分にあった整えかたを選ぶことです。

年末年始が近づくと、こんなご相談を受けることがあります。

「イベントが続いて楽しい反面、お腹が重たく感じたり、むくみが気になったり、体がため込みやすくなったように感じる」という声です。

💡こうしたお悩みに対して、ひとつの考え方としてお伝えしているのが、食べない時間を意識的につくる方法です。

いわゆる16時間ファスティングと呼ばれる考え方ですが、無理に我慢をする食事法ではありません。

たとえば、夕食を20時までに終えると、翌日の12時までで16時間の食べない時間がつくれます。

夕食を早めに終え、翌日は朝食をとらずに、昼食から通常の食事に戻すと、生活リズムの中で取り入れることもできます。

食べる時間を少し整えることで、胃腸が休まる感覚があり、ため込み感がやわらいだと感じる人もいます。

ただし、この方法があうかどうかは人それぞれです。 寝起きの空腹が強くでる人や、生活リズムにあわない人もいます。 大切なのは、無理をせず、体の声を聞きながら選ぶことです。

冬のデトックスは、食べ方がポイント

冬に感じやすいため込み感をやさしく整えるには、食べ方の工夫がポイントになります。

ここでは、無理をせず続けやすい、冬の食べ方の考え方をまとめています。

減らすより「温めて流す」

冬は、食事量を減らして調整しようとしがちですが、この時期は、胃腸を温かく保つ食べかたが向いています。

たとえば、寝起きに白湯を飲むことや、食事にあたたかい汁ものをプラスすることです。

すると、体があたたまりデトックス力を高める食べかたになります。

無理なく続けることが、巡りを整える近道

冬の食事調整は、一時的にがんばることよりも、無理なく続けられる形を選ぶことが大切です。

食事の時間を少し見直したり、温かい汁ものを一品添えたりするだけでも、体の内側がほっとゆるむ感覚につながります。

毎日きっちり整えようとしなくても大丈夫です。

行事がある日は楽しみ、その前後でやさしく整える、そんなメリハリのある食べかたでも十分です。

大切なのは、体に負担をかけすぎず、自分の生活リズムにあった方法を選ぶこと。

無理のない積みかさねが、冬のため込み感を手放し、巡りを整えていく近道になります。

「あったか献立」で整えたい、冬の食卓

冬の食卓では、体を内側から温めてくれる献立が心強く感じられます。

ここでは、あったか献立が冬に向いている理由を、食卓のイメージとあわせて整理します。

献立は汁物を中心に考える

冬は、体の内側が冷えやすく、手足まで温かさが届きにくい季節です。

あたたかい汁物を中心にすると、内側からじんわり温まり、全身がゆるむのがわかります。

お鍋を囲んでいると、自然と汗ばんできて、暖房を弱めたくなる。

そんな体の変化を感じた経験がある人も多いはずです。

冬の献立は、全身がほっとするような汁物を中心に考えると、取り入れやすくなります。

冬に取り入れやすい食材の組み合わせ

食材の組み合わせによって、体のなかで温かさ感じやすくなることがあります。

たとえば、たっぷりの生姜が入ったつくねや大根と豚の煮物など、根菜類とタンパク質を組み合わせた献立です。

冬ならではの食材を取り入れることで、あたたかさを感じやすい食卓につながります。

冬のため込み感に寄り添うあったか献立例

ここでは、冬のため込み感を感じやすいときに、取り入れやすいあったか献立の考え方を紹介します。

日常の食卓と、外食や行事が続いた日の調整例を見ていきましょう。

日常で取り入れやすい献立パターン

日常の食卓では、献立を難しく考えすぎないことが大切です。

冬は、主食・主菜・汁物をそろえることを意識するだけでも、体が落ち着きます。

たとえば、ごはんに具だくさんの味噌汁、メインに魚や肉料理を一品添えるような形です。

副菜は無理に用意せず、汁物に野菜を多めに入れるだけでも十分です。

外食や行事が続いた日の調整例

外食や行事が続いたあとの食事は、一から整えようとすると負担になりがちです。

そんなときは、温めるだけで食べられるスープを取り入れるのもひとつの方法です。

野菜の甘みや発酵のうま味が感じられるポタージュは、食事の中心に据えやすく、無理なく温かさを補えます。

料理に時間をかけられない日でも、温かい一品があるだけで、食事全体が落ち着きます。

▶︎【体が喜ぶ発酵のチカラ!】シナモンが薫る、塩糀と甘酒とカボチャの発酵ポタージュ/

よくある質問

冬にデトックスを意識すると、食べないほうがいいのでしょうか?

冬は体がエネルギーを蓄えようとする季節です。

そのため、食べないことを頑張ると、かえって体が緊張しやすくなります。

冬のデトックスは、減らすことよりも、温かいものを選び、胃腸が休まりやすい流れをつくることがポイントです。

あったか献立なら、何を食べてもいいのでしょうか?

あったか献立は、豪華な料理や特別なレシピを指すものではありません。

温かい汁物を中心にする、冷たいものを控える、食べる時間を少し整える。

その積み重ねが、冬のため込み感に寄り添う食べ方につながります。

まとめ

冬は、体が自然にため込みやすくなる季節です。 重さやだるさを感じても、無理に変えようとしなくて大丈夫。

大切なのは、減らすことよりも、温かさを意識すること。

汁物を中心にしたあったか献立や、食べる時間を少し整える工夫は、冬の体にやさしく寄り添ってくれます。

外食や行事が続いたあとも、一品温かいものを取り入れるだけで、食事の印象は変わります。

今日できることを、できる形で。 冬こそ、無理のない食べ方で、内側から整える時間を大切にしてみてください。


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