うぶすなの食材と調理について

食材のこと

食材は主に、福岡・九州育ち。 野菜はすべて、有機JAS認証と同等以上(有機栽培、又は、栽培期間中、農薬・化学肥料(窒素成分)不使用の特別栽培)の野菜のみ。 鶏と豚は九州産、鴨は山形県三井農場さんの庄内鴨など、アニマルウェルフェアに配慮された平飼いでのびのびと健康的に育ったお肉を厳選しています。お魚は主に福岡の長浜鮮魚市場で仕入れさせて頂いております。 調味料まで無添加。調理工程でも食品添加物は一切使用しておりません。

食べれば食べるほど元気になるごはんを目指し、 大地のエネルギーと食材の命、そして生産者さんの想いをそのままに、 添加物など佘計なものは一切使いません。

チカラある在来種を守ることが目標です!

いつものお食事で、野菜のタネについて考えたことはあるでしょうか。 胡麻みたいに小さなタネ。 古代から永々と継がれてきた在来種は、地域の風土に根ざした多様性・柔軟性、自然の生命力にあふれています。 自然界では起こりにくい交配種(F1種)や、遺伝子を操作した種などが9割を占める中、生命力にあふれる自然本来の在来種を、後世に継ぎたい。 うぶすなの密かな目標として、在来種を守りたい、そして、在来種の野菜をつかったごはんを皆様にお届けすることで、種採りをされ在来種を継いでおられる農家さんを応援したいと考えています。 種採りをされ在来種を育てていらっしゃる農家さんの数も少ないため、在来種野菜を100%つかうことは難しいですが、1歩でも2歩でも、在来種を守ることに貢献したいと思います。

自然のリズムに合わせた心地よい暮らし

日々の食をつくるのは、二十四節気にあわせた食養生を実践するシェフ。 食材の効能を最大限に活かし、いのちを養う家庭料理を、丁寧に心をこめて おつくりします。 メニューの考案については、二十四節気にあわせた食養生のプロフェッショナル・国際中医薬膳管理師にご協力いただいております。

冬に溜め込んだ老廃物などの代謝(デトックス)が始まる春。 解毒の働きを担う肝臓がフル稼働します。 柑橘系の酸っぽい果物や緑黄色野菜が肝臓の働きを助けてくれます。

梅雨

温度が高く、体に余分な水分が溜まりやすい梅雨。消化を主る臓器に水が溜まると、食欲不振や消化不良を起こしやすくなります。 余分な水分の排泄・消化不良に効果的な雑穀やハトムギなどで、水はけのよい体にしましょう。

体に熱がこもり、汗で水分が失われやすい夏。 血液がドロドロ状態になりやすいため、ポンプ役の心臓はフル稼働してヒートアップし、負担がかかりやすい時期です。 トマトやスイカなどの赤いもの、ゴーヤなどの苦味が体の熱を冷まし、心臓の働きをサポートしてくれます。

夏の発汗で水分が失われ、徐々に空気が乾燥している秋。 体の内外の潤いが不足しがちになり、呼吸器系がダメージを受けやすくなります。 体に潤いを与える旬の果物や山芋・大根などの白い食べ物で、呼吸器系を養生し、肌のうるおいもキープしましょう。

体が冷え、代謝が衰えやすい冬。 体が冷えると、生命力の貯蔵庫を取り崩すことになり、疲れやすくなったり、老化が進んだりします。 免疫力や精力を補ってくれる豚肉・牡蠣などの食材や、体を温める食材を頂きましょう。黒胡椒や黒豆などの黒い食べ物も生命力や気力を養ってくれます。