今年の仕込みが無事終わりました。
今年は、柿が思うように集まらず、仕込みの時間がかかりました。
いつも大量に来て一気に行うのに対し、今年はゆっくりとできたように思います。
また、集まらないことに不安も覚えましたが、農家さんが協力してくださったり、一緒に収穫したりと、一段と絆が生まれたように感じています。
みなさまの支え合っての酢之宮であることをあらためて実感いたしました。
この柿酢が皆様のお手元に届くまでにあと4年近くかかりますが、どうぞ楽しみにお待ちください。
弊社の工房がございます千葉県香取市の広報に掲載されました。
10月26,27日に行われる全国発酵サミットに向けて、市内の発酵食品を扱うお店の紹介でございます。
ぜひご覧ください。
長い発酵期間を終えて、熟成に入りました。
発酵は、見た目は静かです。けれど、生きているエネルギーを常に感じさせてくれます。
アルコール発酵の間は炭酸で息が吸えないくらい勢いがありました。
酢酸発酵の間は、タンク内が熱気にあふれていました。
見た目の分かりやすい変化ではなく、その空間にいることで感じられるエネルギー感こそが、発酵の魅力だと思います。
発酵直後の明るく黄色みを帯び、ツンとしてむせかえるような酢が、熟成時間と共に少しずつ色濃くまろやかになり、コクと深みを帯びていきます。
時間でしか生まれないものがある。
酢も人も同じだと思いました。
先日、電話がかかってきました。
「宮嵜さん?今から行くから!場所どこだっけ?」
耳を少し離したくなるほど元気なお声に、驚きながらも行き方を説明しました。
その後も、何度も電話をしてはなかなかお会いできず、お迎えに行ってようやく会えました。
いらしたのは、78になる男性で、とても元気な声でお話してくださいました。
「実は去年ガンが見つかって余命1年って言われてね、来月でその1年になるんだ。でも働かないといけないんだよ。手術したら働けないし、内臓とっちゃったら、身体ガタガタになると思うんだよ。」
「それでね、去年たまたまこの新聞見てさ、この笑顔と内容読んで、「これだ!」って思ったの。だからね去年の年末にお宅へ行ったんだけど、留守でさ。それでまた別の日に行ったら迷っちゃってさ。そんで、今回電話してきたんだよ。」
「ナビもスマホも使えないから、息子がね、電話番号だけ分かればなんとかなるっていうからさ。それだけ持って出てきたんだ。3回目でようやく来れたよ。」
そういって、鉛筆で電話番号が書かれた私たちを紹介してくれている「ちいき新聞」を見せてくれました。
※ちいき新聞とは、千葉県内一部で配布されている地域情報誌です。
それは、半年以上前に発行された新聞でした。
搾りが終わりました。
今年は天気に恵まれたほうで、順調に進みました。
楽しく作業できたのですが、始めたころとひと昔分年をとったからでしょうか、終わった後の筋肉疲労が著しく…。
庭の草刈りをしつつ、疲労回復に努める毎日です。
新商品のご案内です。
どちらもそのままお召し上がりいただけます。
材料はシンプルなだけに、素材の深さを感じてもらえる一品です。
毎日の食卓のぜひどうぞ。
搾りが始まりました。
醪からワインのような甘酸っぱい香りが漂ってきます。
菌膜もできてきて、元気な醪たちです。
今年もこの時期がきました!
連日掘っては、茹で茹でして。
春を味わいます😊
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香取神宮でお花見をしました。
昨日の暴風雨に耐えた桜が咲き誇っていました。
ポカポカ陽気で心地よかったです。
今年の仕込みが終わりました。
今年は仕込み量が多く、時間がかかりました。
ですが、農家さんのご協力のおかげで、間隔をあけて仕込むことができたので、滞りなく終えることができました。
ありがたいです。
タンクは酵母発酵中で、炭酸で目が痛くなります(笑)
ですが、耳を当てると「ぱちぱち…」と命の音が聞こえます。