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これまで「煮干しの柿酢漬」には、長崎県産のカタクチイワシを使ってまいりました。
しかし近年、この地域ではカタクチイワシの水揚げが減り、安定して仕入れることが難しくなってきました。その背景には、カタクチイワシの漁場が北へと移動しているという、海の環境の変化があります。
こうした自然の移ろいを受けとめ、同じ長崎県産のマイワシを新たに使用することにいたしました。
マイワシはカタクチイワシよりもひとまわり小ぶりで、身がしまり、噛むほどに旨味が凝縮されているのが特徴です。柿の神髄との相性も良く、口の中でじんわりと深い味わいが広がります。
素材が変わったことで、これまでとはひと味違う美味しさをお届けできるようになりました。
自然の変化とともに歩みながら、今ある素材を丁寧に活かしていく。そんな思いを込めて、新しい「煮干しの柿酢漬」をお届けします。
どうぞお楽しみください。

このたび、「2025年発酵アワード」のグランプリに〈酢酸菌 にごり酢〉が受賞し、その代表的蔵元として、ご紹介いただきました。
日頃から酢之宮の柿酢を支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。
近ごろ、酢酸菌の働きが少しずつ注目され始めていますが、その可能性はまだまだ広がりの途中にあります。
私たちが大切に育てた“生きている酢酸菌”の力を、ぜひ日々の暮らしの中で感じていただけたら嬉しいです。

庭に小さな畑を作りました。
少し歩いた先に、柿畑と大根畑があるのですが、敷地内に作りたいという気持ちが高まり、作ってしまいました。

酢之宮がお届けしている「切干大根の柿酢漬」は酢之宮が育てています。
菌が育つ土壌で育まれた無農薬無施肥の自然栽培の大根です。
種から植えた大根は、育つまでに何度も植え替えます。
まだ弱い葉っぱは虫に食べられてしまうからです。
その中で生き延びた大根は、今度は虫より強くなりほとんど喰われなくなります。

今年の仕込みが無事終わりました。
今年は、柿が思うように集まらず、仕込みの時間がかかりました。
いつも大量に来て一気に行うのに対し、今年はゆっくりとできたように思います。
また、集まらないことに不安も覚えましたが、農家さんが協力してくださったり、一緒に収穫したりと、一段と絆が生まれたように感じています。
みなさまの支え合っての酢之宮であることをあらためて実感いたしました。
この柿酢が皆様のお手元に届くまでにあと4年近くかかりますが、どうぞ楽しみにお待ちください。

弊社の工房がございます千葉県香取市の広報に掲載されました。
10月26,27日に行われる全国発酵サミットに向けて、市内の発酵食品を扱うお店の紹介でございます。
ぜひご覧ください。

長い発酵期間を終えて、熟成に入りました。
発酵は、見た目は静かです。けれど、生きているエネルギーを常に感じさせてくれます。
アルコール発酵の間は炭酸で息が吸えないくらい勢いがありました。
酢酸発酵の間は、タンク内が熱気にあふれていました。
見た目の分かりやすい変化ではなく、その空間にいることで感じられるエネルギー感こそが、発酵の魅力だと思います。
発酵直後の明るく黄色みを帯び、ツンとしてむせかえるような酢が、熟成時間と共に少しずつ色濃くまろやかになり、コクと深みを帯びていきます。
時間でしか生まれないものがある。
酢も人も同じだと思いました。

先日、電話がかかってきました。
「宮嵜さん?今から行くから!場所どこだっけ?」
耳を少し離したくなるほど元気なお声に、驚きながらも行き方を説明しました。
その後も、何度も電話をしてはなかなかお会いできず、お迎えに行ってようやく会えました。
いらしたのは、78になる男性で、とても元気な声でお話してくださいました。
「実は去年ガンが見つかって余命1年って言われてね、来月でその1年になるんだ。でも働かないといけないんだよ。手術したら働けないし、内臓とっちゃったら、身体ガタガタになると思うんだよ。」
「それでね、去年たまたまこの新聞見てさ、この笑顔と内容読んで、「これだ!」って思ったの。だからね去年の年末にお宅へ行ったんだけど、留守でさ。それでまた別の日に行ったら迷っちゃってさ。そんで、今回電話してきたんだよ。」
「ナビもスマホも使えないから、息子がね、電話番号だけ分かればなんとかなるっていうからさ。それだけ持って出てきたんだ。3回目でようやく来れたよ。」
そういって、鉛筆で電話番号が書かれた私たちを紹介してくれている「ちいき新聞」を見せてくれました。
※ちいき新聞とは、千葉県内一部で配布されている地域情報誌です。
それは、半年以上前に発行された新聞でした。

搾りが終わりました。
今年は天気に恵まれたほうで、順調に進みました。
楽しく作業できたのですが、始めたころとひと昔分年をとったからでしょうか、終わった後の筋肉疲労が著しく…。
庭の草刈りをしつつ、疲労回復に努める毎日です。

新商品のご案内です。
どちらもそのままお召し上がりいただけます。
材料はシンプルなだけに、素材の深さを感じてもらえる一品です。
毎日の食卓のぜひどうぞ。
