原料を“買う”のではなく、“育てる”という選択
シンチャオ♪
― 畑から始まる、OCAのチョコレートづくり ―
最近は「Bean to Bar」という言葉をよく耳にします。乾燥したカカオ豆からチョコレートをつくるスタイルを指す言葉です。OCAもチョコレートをつくっていますが、私たちはあえて「Farm to Bar」と名乗っています。
その理由は、スタート地点にあります。OCAのチョコレートづくりは、乾燥豆を仕入れるところからではなく、ベトナム・ブンタウの自社農園で土を耕し、苗を植え、木を育てるところから始まります。原料を「選ぶ」のではなく、自分たちで「育てる」。そこに大きな違いがあります。
とくに大切にしているのが、収穫直後から始まる発酵管理です。カカオは収穫した瞬間から変化が始まります。鮮度の高い状態で適切に発酵させることが、味の輪郭を決める重要な工程です。農園を持つことで、この繊細な工程を自分たちの目で確かめながら進めることができます。
また、土づくりも欠かせません。農薬や化学肥料に頼らず、自然の循環を活かした農法を続けることで、木が健やかに育ち、その実にしっかりとした個性が宿ります。
畑から関わることは、天候や自然の影響をそのまま受け止めることでもあります。しかし、その積み重ねこそが、OCAらしい一枚のチョコレートにつながっています。 私たちが「Farm to Bar」と名乗るのは、その原点を大切にしているからです。
