キッチンロータスについて

大分の緑豊かな山あいの中でフレッシュな柚子胡椒を作っています

キッチンロータスは大分県の標高500mの緑豊かな山あいの中にあります。 美しい空気と清らかな川の流れ、ゆったりと流れる時間の中で、旬の食材を使いひとつひとつ心を込めたものを手作りしています。 自慢の逸品は元祖柚子胡椒です。 昔からお付き合いのある農家さんにお願いして無農薬の柚子や唐辛子を作っていただき、私たちが手作りで柚子胡椒に仕上げています。

元祖柚子胡椒!キッチンロータスの柚子胡椒の歴史

今でこそ当たり前の調味料となった柚子胡椒。 実は、柚子胡椒はここが発祥の地で、なんと私の祖母の親友が開発者なのです。 元々実家はまんじゅう屋を営んでおり、その開発者に祖母が作っても良いかと了承を得 片手間に柚子胡椒を作り始め商売にしたと聞いています。 最初は近所の方に配ったりしていましたが、その後近くにある高塚神社の参拝者のお土産品として売り出し全国的に知られるようになり、様々な地域で作られるようにまでなりました。 祖母の世代より柚子胡椒の販売を初めてから51年くらいが経っています。(2023年現在) 私も商売がしたくて平成12年、販路を開拓しながら柚子胡椒を作ってきました。 柚子胡椒は、家庭用のミキサーがないと作るのは難しい調味料です。 私の祖母達よりも前から作っていたという人も出てきているようですが、ミキサーや冷蔵庫などの設備を考えると私たちが元祖として胸を張って良いのではと思っています。 初心を忘れず、これからもおいしい柚子胡椒を作っていきたいと思います。

無農薬の柚子を使う理由と農業への思い

唐辛子とゆずは農薬を使わなくても丈夫に育つ植物です。 そして栽培の難しい唐辛子がよくなる土地でした。 更にこの地域では、ゆずを植えると裕福になると言われ、縁起が良く家に植えている人が多くいました。柚子こしょうを大量生産するにはたくさんのゆずが必要だったのですが、そう言った地域柄もあり材料を容易に集めることができました。

より良いものを作るため、ゆずは無農薬栽培を農家さんにお願いしています。 始めてから3年目の時に安心安全な食を集めたカタログギフトに掲載したいと考えたのがきっかけです。 今ではそのカタログは廃刊になってしまっているのですが、良いきっかけとなりました。 安心安全の食を意識し始めて出会った、無農薬りんご栽培の方の本を読んで感動! そこから無農薬栽培にのめりこんでいきました。 我が屋では3年前まで米づくりも行っていましたから、無農薬栽培の厳しさは充分に理解した上でさらに果実系に実践されている方の努力とご苦労を知り、私たちの商品づくりのお手本とさせてもらっています。

以前は祖父母の代からお付き合いのある契約農家さんの柚子を使っていました。 親世代の人たちはチャレンジよりも継承の発想が強くあり、多くの農家の方々は不作の時の保証などもある農協との繋がりの方が経済の安定があるので、個人としかも無農薬栽培を受けていただくのにはたいへん苦労しました。 私は農家というわけではないので説得力に欠けていたのかもしれませんが、無農薬栽培の素晴らしさを農家さんに語り歩きました。 良いものつくりのための熱い思いだけではなく、現実的には上質な材料を栽培してくださる農家さんの経済問題も需要なことです。 生産高を増やすために農薬が当たり前という凝り固まった考えを打破するためにも、無農薬で作っていただいた柚子は不揃いなものでも全て現金で買い付けました。 その行動からも思いが伝わり、だんだんと協力してくれる農家さんが出始めたときほ本当にうれしかったです。

農家さんとしても相当な勇気が必要だったことだと思います。 今では「あの時貴方と付き合い始めて良かった」と言っていただけるようになり、本当にやってきて良かったと感じました。 地域の農業を変えてきたことでの自信も持て、農家のみなさんとのつながりを大切に、ともに一生懸命頑張っています。

唐辛子栽培にも協力してもらっているのですが、ねきり虫という根を枯らしてしまう虫だけはどうにもならず、それを駆除する薬だけは使用を承諾しています。 今では息子さん世代にも無農薬栽培を継承することができ、私も農業の未来に少しでも貢献できたのではないかと誇らしく思っています!

添加物を使わず日本古来の文化と技術を活かして心体が喜ぶ商品をお届けします

私と妻は高校時代の同級生で、2017年に共に再婚同士でした。 妻は中洲でラウンジを経営していたので、おいしいものを食べ尽くしており、料理上手で手が込んでいます。 子育てをしながら経営をしていたので、子供の健康のための食育にも力を入れていて、体調を崩さないように色々と工夫もしてきました。 煌びやかな世界を生きてきた妻ですが、幼少期は祖父母の田舎で天然のうなぎや鮎を釣ったり、野山で摘んできた山菜を食べたりと、その当時味わった天然の味を身体が覚えているのでより食への関心が高いのかもしれません。

「なぜ私たちは無添加のものを作っているのか?」 それはただ昔からそう作っていたから。 田舎にくらす人の添加物は「塩」と「砂糖」。それ以外のものをわざわざ買って入れるという発想はありませんでした。 妻は利酒師の資格を持ち、発酵の知識を持って甘酒や塩麹も作っています。今後は夫婦で様々な健康的な食作りを展開していくのが楽しみです!

「心体が喜ぶ商品」をテーマに、添加物を使わず日本古来の発酵文化、乾燥技術、冷凍技術を生かし、食の持つ本来のパワーと美味しさが調和したものを皆さまへお届けいたします!