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生産者のお便りとお知らせ

やられてしまいました、、、

2025/07/29

お猿に、、

中山間地でたべものを育てるには防獣対策は必須ですが、電気柵や防獣ネット、金網などを設置する時間や費用は年々増えてきて、それが負担で営農や家庭菜園を断念する人も沢山います。

先々週、猿にぶどう園のハウスビニールとネットを破られ色付きはじめてきた巨峰をかなり食べられてしまい、まだ糖度が上がってきていない他のぶどうの房も味見をしたらしく、何箇所も何箇所も枝葉を折られてしまいました。

昨年も後半に一度だけ入られ、その後は何日か見張っていたのでなんとか大丈夫でした(猿は早朝と夕方に活発に動くそうなので、何日かは、朝は5時頃からと夕方に見張りに行きました)。

ぶどうの出荷シーズンがスタートする前からの被害で、毎日ずっ〜と園地て見張ってるいるわけにもいかないので、電気柵をぐるりと6段張り、今後は侵入されない様にしました。

ぶどう園の近くで枝豆を作っていた方は、全て食べられてしまい、今後はもう畑をやらないと言っていました。

収穫目前で荒らされたり盗まれたり災害で全滅したりで、栽培を辞めてしまう方々の気持ちは痛い程わかります。 その様な時、これまで購入してくれた方々の言葉や特にレビューなどはすごく励みになります。

まもなく今期のぶどうの予約販売を開始します。収量の少ない品種も含めて7品種程を秋まで出荷しますので、お楽しみください。

ヒャクマス大分県(農業・果樹)

海と山を有する大分県臼杵市の、山の方に位置する野津町で、果樹栽培を中心とした循環する百姓暮らしをしています。

そもそもとして、農薬や化学肥料などの薬品を使用して食べものを作る、という感覚がなく、利用しようと考えたこともありません。

実のところスーパーなどで売られている、ピカピカの農作物が一種の工業製品に見えて仕方ありません。逆に、今はまだ主流ではない直売所やマルシェなどで目にする不揃いでも美しく力のあるものに心底、安心をおぼえます。

願うならば、子供たちの家庭科の授業にも農が入り、自然に学べると良いなぁと思っています。

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