2023/11/27
熊本の綺麗な水や土、豊かな自然の恵みを受けてお米や野菜を栽培している八十八夜と申します。
八十八夜の「はちじゅうはち」は「米」の字を分解したもので、米作りへの思いを込めました。
農業を始める前はコックをしており、農薬・化学肥料不使用の野菜を使った料理でアトピーや糖尿が改善されるのを見てきました。
「食で人の体は変わる」を信念に、自ら農家に弟子入りして人に良い野菜作りは環境にも良いと実感。
今では人と環境を本気で考えたお米を栽培しています。
私の出身は山口件下関です。
農業を始める前は、コックとして実家家業の療養食を作る仕事をしていました。
その前は福岡で建築事務所に勤めおり、両親の会社が忙しくなって戻って欲しいと懇願されてコックに。
学生時代は飲食でバイトもするくらい料理は好きだったので、調理師免許を取得して調理の仕事をすることにしたのです。
実家が療養の事業を始めたのは、昔、父は写真スタジオをやっていたのですが、私が産まれて間もない頃に重い糖尿病になり余命宣告を受けたことがきっかけです。
母が一生懸命食生活を改善し、10年かけて正常値になるまでに戻しました。
その経験を生かして私が10歳の時に両親が療養食の事業を立ち上げ。
今は弟と母が事業を続け、昼はお弁当、夜は真空パックタイプの食事を届けています。

私は、糖尿病の父を身近でみて食べ物が体に与える影響を肌で感じていました。
私が何かしようと思ったとき、最初は調理して届けるようなことをしようと思っていたのですが、調理だけでは足りないと思うようになり、素材を作るところから始めてみたくなりました。
そこで行き着いたのが農業です。
調味料も本物の良いものを使っていたのですが、山口は農業の弱い県だったので農業をするには他の場所がいいのではと思っていました。
実は、療養食をやっているときから義父には減農薬で米を作ってもらい、それを仕入れて材料にしていました。
妻の実家は玉名で農業をやっていた縁があり、36歳の時に玉名に移住します。
義父もまだ農業をやっているのですが、農地を少しずつ分けてもらって私たちも農業をしています。

実は、急に農業を始めたからか食生活が代わり、今度は私が急激に重い糖尿病になってしまいました。
医師にお願いして投薬治療を一年間待ってもらい、今までの経験をもとに食事療養をして一年で正常値まで戻しました。
ここで更に身を持って食の大切さを実感。
熊本は自然栽培をされている先人が多いので、習いつつお米を始めました。
農業の勉強は学校にも1年通ったのですが、慣行栽培メイン。
農薬を否定するつもりはないのですが、自分は様々な経験を経ているので使いたくないという思いがありました。
最初の2〜3年は苦労の連続…
研修に行った農家の方にそのくらいの期間は我慢の時期だと励まされ、頑張ることができました。
そのとき踏ん張った結果、土がよくなってくると収量も増えてきたのです。
お客様の声が直接聞きたいと思い、ブランディングも販売も自分でやっており、今ではありがたいことに作ったお米はすぐに売り切れています。
ところが、もち米は使う人がいないのかなかなか手に取ってもらえないことに気づきました。
そこで考えたのがお餅の販売です。
玄米で食べて欲しくかったので玄米餅を作れる加工所を作り、玄米餅の普及を始めました。

現在、お米は最初の踏ん張りもあり割と順調に作ることができていますが、自然栽培の大豆の難しさに今も直面しています。
もうやめようかと思った時にLepoさんと出会い、ほぼ専用栽培として続けることができました。
ちなみに、Lepoさんは、私の無農薬の大豆でお菓子を作る職人さんで、このたべるとくらすとでも販売しています。

私たちが玄米餅に注目しているのは、玄米の栄養価の高さです。
日々の暮らしに玄米餅を取り入れて欲しいと思ってい、専用の工場を作りました。
よもぎをまぜたり、きびを混ぜたり、さらに栄養価を高めてアスリートの方や栄養の足りない人々に届けたいと考えています。
プラスαな栄養も取れるよう、よもぎやドライトマトなどを餅に入れ込む商品開発を進めていきたいです!
歯切れのいい玄米餅は嚥下食にも向いていると考え、療養食にも繋げられるかもしれません。
やはり私は食への興味が尽きないのだなとお餅を作りながら思いました。

無農薬のお米や野菜を作り始めて、熊本は水と土の素晴らしさを実感しています。
自分の家でボーリングして地下水を引いて畑にも使っているのですが、熊本の水は美味しくて本当に素晴らしいです。
水が綺麗になることで自宅周辺の昆虫や生物が帰ってきていると実感もしています。
この熊本の水は守るべきものですし、私たちもこの水を守りたい。
自然栽培を続けることで水を守り、自然栽培の良さを知って同じように考えてくれる方が増えるように、日々農業と向き合っております。


熊本県玉名市の中山間地域で、元療養食コックが安全、安心、美味しいを追求し、農薬や化学肥料は基より有機肥料や堆肥なども全く使わないお米を栽培し、それを原料にしたお餅の生産をしています。
コック時代、農薬や化学肥料を使わない食材や無添加の調味料を使用した料理で、アトピーや糖尿病が改善されるのを目の当たりにしました。
〝食で人の身体は変わる!〟
その信念のもと米農家に転職、人に良い米作りは環境への負荷も少ないと実感、身体と環境を真剣に考えた米作り、お餅作りをしています。



