


この夏は、本当に暑くて、暑くて、畑に日中いると、危険を感じる、いや、もはや思考ができなくなるから、できるだけお天道様と共に起きて、何も考える事なくとにかく!サッと畑に行って、収穫を始めます。
そんなある日。
草が、もの凄い勢いで育っていくのでぼちぼち草刈りもせねばならぬ。。。と、思い立って草刈り鎌を持っていく事にしました。
畑について、さぁ!いくぞ!!と、荷物を持った時です。持って来た鎌が落ちそうになり、咄嗟に、ぼんやり寝ぼけ脳みそは、「あかん!おちる!落としたらあかん!」という判断を一瞬にして行い、なんと、あろうことか、鎌の刃を素手で受け止めてしまったのでした。。。寝ぼけ脳みそが、一瞬で覚醒した頃には後の祭り。。。ほんの一瞬だったのですが、よくよく研ぎ済まされていた刃は、その切れ味抜群の性能を発揮して、見事に手を切ってしまっていました。
「ぬぉぉぉぉ。。。。」
着いた早々、なんてこった。。。絆創膏も無い。。。そのうち、たらりと赤い血が垂れ始める始末。しかしながら、家に帰って絆創膏貼って、、なんてしてたら、またどんどん時間が経って、お日様が登り始めて、仕事が辛くなってしまうばかり。帰ると言う選択肢は無いぞ!
となれば。ここはアレしかない。アレです。血止めといえば、思いつくのは、ヨモギ。
そこらじゅうにシュンシュンと生えているヨモギ。春先にはお餅にして食べた食べたいと、毎年言う、あの、ヨモギ。
さっそく、見つけたヨモギを少し歯で噛み潰して、っと。ぐへーーーーー!苦っ!すんごい苦い!!夏のヨモギって、にっがい!!と思いながら、(ここでまた目が覚める〜)、切り傷にそっと乗せて、収穫作業に取り掛かりました。

夏のこの時期になると、
朝、とにかく早く起きないといけないのです。
お日様が顔を出すよりも、早く。
「マスコミさん、連日暑い夏を「暑い」「暑い」と言わんでくれ!
全員知ってる。余計暑い!」
と心の中で囁いてしまうのですが、
夏の収穫は早朝からします。日中暑くなると体力的にかなり、、、厳しい。というのも、もちろんありますが、何よりやはり、新鮮な採れたての実をお客様にお届けするためです。

今年のブルーベリー。
冬の間に、思い切って、全体的に収穫量よりも、一粒一粒の味や大きさを充実させてみたいと、例年よりも強めの剪定、摘花を施していました。
ところが、あろうことか、鹿の侵入を許してしまい、、、
予想より遥かに少ない収穫量となってしまっています。
ご注文いただいておりますお客様には、お待ちいただいている状況で、
本当に申し訳なく、ただひたすら、残さた果実が、しっかりと育ってくれることを祈りながら、
お世話をしている毎日です。

「このロープをあの枝にかけてくる」
うーそーだーよーねー。。。
木の下で固まって見守っている私を尻目に、木にひょこひょこと登っていく79才。
神様仏様ご先祖様森羅万象八百万の神様に全力で安全をお願いしながら、見ている私。
色々考えつくのは、もうね、考えたらあかん事ばかりです。。
ちょっとロープをかけにくそうなのを見かねて、
「な、もう、誰かに頼もうさ」
と声をかけたら。。。
「今、真剣にやってる最中に、そんなん言わんとって。」と、ピシャリ。
そらーそーか。。真剣に事に集中している時、雑念こそ、不要なり、、、。
その後は、父のことを信じ(万が一の時は各方面の方々にご迷惑おかけしない最善の方法、連絡手段を色々考えてはいましたが、、、)、言われるまま、ロープを引いたり、角度を見たり、、、。
なんだろう、年の功?経験?筋肉貯金?私の心配は、無用で。
それより、自分の鈍臭さの方が際立つ、と言いますか。。。滑る、こける、ロープ結びが不慣れ、、、。参りました。
あれよあれよで、木は無事倒すことができました。
よかった。
帰り道、道具を乗せた相棒、「ひらりちゃん」(キャタピラの運搬機)を操縦して帰っていく父の後ろ姿は、なかなか、まだまだ引退せず!と、書いてありました。

ブルーベリー畑にある大きな木が、枯れてしまったのです。
数年前、葉っぱに大量の毛虫が発生して、葉っぱを食べ尽くされてしまってから、
みるみる枯れてしまった大きな木。
「切る」
と、父。
「え?」
簡単に言うけども!幹の太さはひと抱えもあるほどの木です。
しかも若干斜面に生えている。。しかもしかも、切るって言ったって、人手は、80手前の父と、ただの50手前のフツーのおばちゃんの私、、、。
考えると、そんなん、もう、ね。
あかんやん?です。
でもね、やる、って言う父はノンストップ。放っておいたら、一人でやりかねない。。
もう、やるっきゃない。
何かあったらそれが天寿。くらいで。。。
(いや、そうならないように全力で守るけどね。とは考えつつ。)
「一緒に行くから絶対一人で行かないよーに!」と釘を刺し、言い出した翌日、
いい天気にも恵まれ、木こり作業に行くことに。。。
行ってみたらば。
もうすでに前日に木を引っ張る道具やなんやかんやを、すでに木にセットしたりしてある。という。。。(この道具、後で片付けたのですが、めーちゃーくちゃー!重い。。。30キロはあったはず。。一人でどうやって持ち上げたんだか・・・)
なんなら、すでに、大きな枝を切ってある。。。。いつの間に。。。
ドキドキしながら作業は始まりました。
つづく

ケーキを楽しんだ後、お部屋の窓を開けて外を眺めながら、少しお話しをして。
その日は雨の降る、しとしとした天気でした。
「雨やなぁ。」と、少し湿っぽく言う姉に、
「雨は、嫌いかー」と尋ねるでもなく、静かに呟くおばあちゃん。
・・・あぁ、そうだ、、、。雨、嫌いじゃないや。
雨の日は、気持ちが穏やかになれます。晴れていると、お日様のパワーでブワーっと動ける反面、オン!のまま突っ走らないとならない。。。と、思っちゃう。(晴れていたら、あぁ!畑の、あれしないと!あぁ!これもしないと!あっ!それもあったよな!!はぁ、はぁ、、、ってなりがち。笑。呼吸まで、晴れた日は浅いかもしれません。。。ふふふ)
でも、雨の日はね。そう。なんだか、やらないといけないことがあっても、ね。スイッチは切り替わって、諦めて、スローダウンできる。今日も本当は晴れならもっともっとあれもしたいと、仕事をなかなか切り上げられず、おばあちゃんとの時間も、少なくなっていたかも知れない。
雨も、いい。
100年を積み重ねてきたおばあちゃん。
静かな森の中に、しっかりと、静かに佇む木のような。もうぐんぐんと伸びやかな勢いはないけれど、そこにある、それだけで安心すできる、拠り所のような。
忙しさに負けて、危うく会いに行きそびれそうになりましたが、
会えてよかった。会いに行ってよかった。大事なことでした。
おばあちゃんと会える時間は、あと、何回、あと、何分だろう。
日々積み重ねる時間は、命そのものなのだよな、と、深く感じるおばあちゃんとの時間でした。

おばーちゃん。
ついにこの6月、めでたく100歳。
私たちの祖母は、この6月、100歳のお誕生日を無事に迎えることができました。
今は施設で過ごしているおばあちゃん。
100歳ケーキを持って、私たち姉妹でお祝いに。
久々に会ったおばあちゃん。ちょっぴり小さくなっていたけど、
ニコニコ元気に迎えてくれました。
おばあちゃん、特製100歳ケーキを喜んでくれて、
「食べる?」と尋ねると、「いただくわ、せっかくやし」と、食べる意欲を見せてくれ、
スプーンで口に運ぶと、静かに合掌して、ケーキを頬張ってくれました。
「もうちょっと、食べれる?』「いただくわ、美味しいわー」
口元に運ぶと、また、静かに合掌、そしてパクリ。
静かに合掌、パクリ。
静かに合掌、パクリ。
その姿を見ている私たちも、なんだか自然におばあちゃんと合掌。おばあちゃんに、合掌。笑。
ああ。
みんなで、美味しいものをいただき、お腹をいっぱいにできて、笑顔になれる。
毎日、今は当たり前になってしまっているけれど、本当にありがたい事だな。
日々、感謝の中でおばあちゃんは静かに穏やかに過ごしてくれているんだな。
そんな姿を見せてくれて、本当にありがたいと感じました。
つづく。

幼かった頃は、なぜだか春はやたらとチューリップが主役な毎日でした。
歌を歌えば咲いた咲いた🎵
庭に出れば「ほら!目が出たよ!」
黄色と赤のちゅうリップが咲き始めると
母も毎日嬉しそうにチューリップを手入れします。
そんな綺麗なチューリップ一色の私の前に
突然現れたのがシャガ。

なかなか気持ちいい天気が続いています。
日毎に畑のありとあらゆる生き物が育っている。
そう感じずにはおれない景色です。
春分の日を境に、日没時間が伸びてきました。
いっぱい仕事ができます笑
冬の時期には三拍子のリズムで仕事していま
したが
今4拍子。
疲れ具合も心なしか増し気味です。
それでも、夜明けも早くなり誰にもせかされては
いませんが、気持ちはせいてしまいます。
気持ち急ぎ気味で、畑に来ますと
全体的に伸びています。
「草」が!!!
まだまだ幼い木は、あっさり背を越されて
どこにいるのかわからないこともあります。
頑張って。
少し草を避けてやり、本気で声をかけてしまいます。
「みんなに揉まれながら、逞しくなるんやで。」
なんて言う私。

実家にて。
実家には、家の庭から続く階段を下ると、小さな畑があります。
昔から、休日にゴロゴロのんびりテレビを見ていたら、
よく掃き掃除を手伝わされた、30段ほどの急な階段。
私が生まれる前は、養鶏をしていて、ひよこちゃんを育てる小屋があったとか。
今では、季節の野菜を育てる家庭菜園になっています。
先日、実家にてジャム作業をして、ひと段落ついた時、
気分転換に夕餉に使う野菜を頂戴しに行こう、ふふふ。と、思い立ち。
久しぶりに階段へ。
そーしたら!
細い階段の道に、シャガの花が咲き乱れ。
満開。
花の小道になっていました。
思わず、
幸せやん。
なにこれ、幸せやん。
