どうやら、ともつゆとは
降った雨がいったん木の葉に溜まり、
あとから落ちてくる水のことらしいのです。
それが繰り返されると、
うまく育たなくなるのだとか。
「ともつゆって、どんな字書くん?」
と聞くと、
父は少し考えてから
「そんなんは、知らん」
と、あっさり。
でも、迷いはありません。
当たり前のことのように
木を切り、説明を続けます。
経験というより、
どこかで聞いて、
見て、
確かめてきた話。
父いわく、
こういう話は、まだまだいっぱいあるそうです。
山の上にある
deai orchard(デアイオーチャード/出合オーチャード)では、
教科書には載っていない言葉や理由が、
畑のあちこちに残っています。
クヌギの切り口を見ながら、
「ともつゆ」という言葉だけが
頭の中に、ぽつんと残りました。
知らない言葉を知る朝は、
いいですね。