たけのこ
桜の花が終わりに近づいた頃、実家にふらりと立ち寄ると。 無造作に、 大好物の!白い肌!なんとも言えない、春のかほり! たけのこが!

たけのこを、山から採ってきてくれるのは、もっぱら父。 その父も齢八十を越え、すこーしづつ、足腰に来ている様子があるのですが。 今年もしっかりと、季節の便りを、山から運んで来てくれました。
たけのこを掘るのって、私も一度だけ挑戦したことがあるのですが、 本当に骨の折れる仕事です。 ちょびっとだけ盛り上がった土を見つけて、たけのこを察知! そこから掘り起こすのですが、これがなかなか。。。
まず、掘り起こすのに一苦労。 それを、竹藪から、運び出すのの重いこと! それがまた、一苦労。 それを、家に帰ってから、皮を剥いて、固い部分を切り落とし、 大きなお鍋で、コトコトコトコト、アク抜き作業。 そりゃもう、なかなかの道のりで!
父と母が健在で、元気にしてくれているから、味わうことの出来る山の幸。
昨今は、猪や鹿に先にやられてしまう前に!と、新たな手強い敵も現れて、 入手が年々困難に。
ありがたーい旬の恵み、今年も頂戴できまして、本当に幸せでございます。

道々に咲く、野の花たちにもおおいに癒され。
今年も幸せな春です。