「このロープをあの枝にかけてくる」
うーそーだーよーねー。。。 木の下で固まって見守っている私を尻目に、木にひょこひょこと登っていく79才。 神様仏様ご先祖様森羅万象八百万の神様に全力で安全をお願いしながら、見ている私。 色々考えつくのは、もうね、考えたらあかん事ばかりです。。 ちょっとロープをかけにくそうなのを見かねて、 「な、もう、誰かに頼もうさ」 と声をかけたら。。。 「今、真剣にやってる最中に、そんなん言わんとって。」と、ピシャリ。 そらーそーか。。真剣に事に集中している時、雑念こそ、不要なり、、、。
その後は、父のことを信じ(万が一の時は各方面の方々にご迷惑おかけしない最善の方法、連絡手段を色々考えてはいましたが、、、)、言われるまま、ロープを引いたり、角度を見たり、、、。 なんだろう、年の功?経験?筋肉貯金?私の心配は、無用で。 それより、自分の鈍臭さの方が際立つ、と言いますか。。。滑る、こける、ロープ結びが不慣れ、、、。参りました。
あれよあれよで、木は無事倒すことができました。
よかった。
帰り道、道具を乗せた相棒、「ひらりちゃん」(キャタピラの運搬機)を操縦して帰っていく父の後ろ姿は、なかなか、まだまだ引退せず!と、書いてありました。