ブルーベリーの収穫の時期は朝が早いです。
のんびりと準備していると、大抵父に目で煽られます。
相変わらず反抗期の私ゆえ、父は言葉ではなく「目チカラ」で
いいたい事を言うようになってきました。
眼差しビームでやられないうちに、畑へ向かいます。
ボケ〜っと畑に行くと大抵何か「めざまし」が待っています。
本日は顔面に飛び出してきたこの毛虫。
『ヒィ〜っ!」
顔面で急ブレーキです。
このタイミングで、どこへ行こうとしてるん!
もーー・・・・。
ちょっと目が覚めました。
「なんかいたん?」
妹に尋ねられて
「なんか虫〜。びよ〜んて顔面すれすれに」
「えーーーー」
むしろ、危害が少ない系の虫は、あっさりした会話に終始なりがちです。
ところが、
大騒ぎになる虫もあります。
「蜂」と「アブ」と「ブヨ」と「蚊」です。
蜂は、木の枝の奥まったところに巣を作っているので、
うっかりすると、一瞬で刺されて泣きたくなります。
ですので、巣を見つけたら注意喚起を盛大にします。
アブに至っては、気まぐれに肌をさしますので、「殺気」とタオルを振り回す事で
戦います。
とにかく、刺す系の虫は絶対に仲良く慣れません。
今回も、一つ蜂の巣を見つけました。
威嚇してきたので、もしやと思いブルーベリーの木の奥をくまなく観察して発見しました。
蜂たちも、子供を守ろうとしているだけなのですが、
なにせ共通言語がないゆえ、行き違いが起きます。
そして、パンパンに膨らんだ指をさすりながら、眼が覚めるのです。