もう何年の付き合いになるのかな。
この蛇。シマヘビ。
畑を手伝い始めた頃はこの蛇に出会うとびっくりしたものです。
まぁまぁ長いし。
蛇だし。
幼稚園の頃、あともう少しで家。というところまで差し掛かった時
道にデーンと一文字に長い蛇が居座っていたことがありました。
足音を一生懸命踏みならして
(あっちへ行って!)
そう願うも、ピクリとも動きません。
生きているのは遠目でもわかりました。
足元にある石ころをエイっ!と蛇に向かって投げてみても
ちっとも動きません。
そこに家が見えているのに、怖くて進めない。
来た道を引き返して遠回りして家に帰る気力もありません。
なんとかして、蛇をどかそうといろんなものを投げ続けますが、
幼稚園児のコントロールです。
的は外れるばかりです。
蛇の周りというより私の足の周りに葉っぱや、木の棒、石、、、
戦いの跡が散乱しています。
これが不思議と、蛇はまったく動かなかった。
一般に草陰や岩陰などを好みそうなのに、日の当たる小道の真ん中に縦断したままのにらみ合いです。
蛇は私をにらんではいませんが。
結局、諦めたのは私。
トボトボ来た上り坂を降り、遠回りで別の道を通って家に帰りました。
それでも、やっぱり気になったので蛇を見にさっきの小道へ行くと
蛇はもうどこかへ行っていませんでした。
今では、このシマヘビ。
多分私のことを覚えています。
少しだけ気心が知れていて、怖くなくなりました。
今日は畑の草刈りなので、山で寝ていてね。