夏の日照りが続く頃。
もう圃場はカラカラで雨を待ちわびる植物たちが
元気いっぱいのお日様を遠い目をして見つめています。
梅雨明けに梅雨のような雨模様が続き私も果樹も大油断していました。
入道雲を見ては
「お願い!こっちへきておくれ〜。」
夕立は局地的で、まさに神頼み。
二つ向こうの山に降ってるんだろうな・・・・。
今日は雷だけが聞こえて期待ハズレ・・・。
そんな毎日が続いています。
ですが、湧き水はこんな時も止むことなく流れています。
涼を感じることのできる特別な場所です。
水脈は通っているのです。
毎回この水を見ていると自然てすごいな。とヒシヒシと感じます。
たまに沢蟹も出てきます。
ブルーベリー畑に沢蟹です笑。
うまくみんな暮らしています。
やっぱり夏といえば、「カブトムシ」「クワガタ」です。
大学生の息子を今だに「捕まえたい」と言わしめる彼らは、畑によくやってきます。
捕まえたとて、家に連れて帰っては可哀想なので
クヌギの一番樹液がありそうな幹へ連れて行ってやります。
クワガタは心やさしき私に猛烈に闘志をむき出してくるので
挟まれないかドキドキしながらクヌギへ運びます。
話した後も相変わらず闘志をむき出してくるので、少し「チッ」と心の中で言ってしまいます。
子どもが幼い頃なら、プラスチックの虫の飼育容器で一生を過ごさねばならなかったろうに
大自然で一生を過ごせる上に美味しい樹液のところに置いてもらえて
幸せ者だね〜。
なんて思いながら、作業に戻ります。