守護神と夫が呼んでいるのがコレ。
ボケ〜っと圃場を歩いていたら私まで、餌食にされそうな大きさ。
コレがブルーベリー畑を守ってくれている守護神です。
ちょっと見た目がおっかないので、毎回出会う度「ヒェッ」って心の中で小さく悲鳴をあげます。
夕方作業をしていると、カナブンがブンブン飛んできます。
葉っぱも実も食べる厄介な虫です。
ですから、見つけたらやっつける対象の虫です。
コレが、守護神の巣にかかれば一瞬で糸で包まれてしまいます。
その様子を度々目にする夫は、この頼もしい蜘蛛を守護神と呼ぶようになりました。
それでも、カナブンはウジャウジャやってきます。
我々も、見つけたらその都度退治しますが焼け石に水です。
美しく立派な実を食べられてしまうので、にっくきカナブンです。
よく昔、カナブンが仰向けにひっくり返って動けなくなって足をモジョモジョ動かして苦しそうな姿を見つけては
可哀想に思って、表がえしてやっていたのに・・・・。
そんなことを思いながら、虫とも小さな攻防戦を繰り広げています。
恩を仇で返すってこうゆうことなのだよカナブン。
夕暮れの畑で守護神越しに夕焼けを見ながらそんなことを思うのでした。
「ヒィッ!!!」
指先にピチッと強い痛みが走りました。
(やられたよ泣。)そう思いながら、さっき手が触れた葉っぱの裏を覗き込みます。
やっぱりです。
イラガの幼虫です。
見た目の幼さとは対局の、えげつない痛みを与える恐ろしいヤツです。
こんな場合は、注意深く他の枝の葉の裏も調べなと・・・。
ウジャウジャいます。
「・・・・」
気持ち悪いぐらい。むしゃむしゃと葉っぱを食べている幼虫たちがあちこちでいるのを発見です。
危険すぎてブルーベリーは取れません。
ジンジン痛くなってきた指をかばいながら、にっくき幼虫をどうやって懲らしめようか考えます。
この時期になると、体のどこかしらが大きく腫れて、痒かったり痛痒かったり。
虫の「毒」にやられます。
昔、おじいちゃんと「蚊」について話したことがあります。
おじちゃんは、蚊に刺されてもそんなに痒くない。と言ってわたしゃ驚いたのを覚えています。
何十年も外で虫に刺され続けたら、体も耐性ができるのでしょうか。
ものすごく羨ましく思った会話と蚊取り線香の香りが記憶に残っています。