毎年交わされる夫との会話に 「5月ってこんな寒かったっけ?」 「5月ってこんな暑かったっけ?」 「5月ってこんなに雨降ったっけ?」
ようやく気がついたことがあります。 5月は寒かったり暑かったり雨がよく降ったりピタリと降らなくなったり。 そんな季節だということ。 そして、我々夫婦の季節の記憶が随分曖昧だということ。 毎年「この季節を忘れまい!」と誓い会話をするも 冒頭の調子で、「今」の空模様に記憶がすっかり飛んでしまうというなんともお粗末な始末。
ただ圃場の果樹や草花たちは ちゃんと5月に順応して根を葉を成長させていっています。 折に触れ、ここにも書いていますが 植物の生きる姿に度々「かっこいい」と思うことがあります。 「時期」を知っているからです。
丸裸ん坊だったブルーベリーの木々も今はモリモリと茂っています。 ミツバチが一斉に花粉を集めに精を出してくれていた頃は 圃場からミツバチのハミングがやかましいほど聞こえていました。 しっかり膨らんできてくれているブルーベリーのみを見ながら ミツバチたちの一生懸命な姿が脳裏に蘇ります。
植物や生き物にはいつも何か教えてもらっています。
今日も「降りそうで降らない」を決めた空模様です。