畑で仕事をしていると、 木は静かに眠っていたのだという事がわかる瞬間があります。 「起きたのね」 そんな合図が木から伝わります。 その中でも、感動したのはぶどうの木の雫でした。 朝露ではない、雨雫でもない。 ポタリポタリと枝の切り口から滴る水滴は朝日に照らされて 宝石のような輝きでその様子にしばらく手を止めて見入ってしまいます。 優しい時間です。 足元が随分雫でべちゃべちゃです。 目線を下に向けると草もしっかり伸び始めている・・・。 シーンとして静まり返っていた畑に生命力を感じずにはおれない今日この頃です。
「え?夏・・・?」 ジリジリと肌を焼かれている感じが穏やかな春の日差しではない気もします。 雨が続くと、 もう今年は着ないだろうね。 そう思っていたセーターを着て「あーあったかい〜」 肌寒くて上着を探してうろうろする。 そんな季節でもあります。 だから、お鍋がまだまだ美味しいのです。 秋田のきりたんぽ鍋のセットを頂戴したので、今夜はお鍋です。 普段のお鍋とは違って、ごちそう感が出ます。 「へー!!」 「美味しい!」 「これ好き!」 散々冬の間ヘビーローテションで食べていた鍋なのに、滅多に口にする機会のない きりたんぽに家族が盛り上がります。