秋は、どうしてこんなにこんなに気持ちがいいのか.
油断した格好でも、特に何の不便も感じずボーっと朝の支度を始められます。
ところが
ある朝台所の水に「あったかい」と感じる日が訪れます。
給湯器を消し忘れているのかと確認するほど暖かい水に驚きます。
新婚の頃はね・・・(笑)。
今では
「おっ。 もうすぐ冬か。」
と、暖かい水道水にあっさりと季節の変わる兆しを確認しつつお米を洗います。
一々驚いたりしなくなった 主婦の貫禄に自分でちょっと可笑しく思えます。
まだひよっこなのが、果樹園の仕事です。
というより、「え!」であったり、「へ〜。」であったり、「はーっ!」であったり。
子供の頃、山で何して遊んでたんだ私!?
反省するほど、多くの「自然」の姿に小さな感動の連続です。
ススキが今にもホウキになろうとしている瞬間。
ヤゴが池から上がってきてトンボになろうとしているのと重なるシルエットです。
畑に向かう道で、ある日突然気がついた綿帽子のお祭り。
いい風来ないかなぁ。次の風で跳べるかなぁ。
メルヘンな景色にほっこりします。
50年後ぐらいには、貫禄が出て「自然」の感じ方が今とは変わっているのかしらと
97歳の祖母と同じ年の自分を想像するのでした。