秋、秋、秋。
ブルーベリー畑に行く道に「秋」がたくさん見られる季節になりました。
「うわぁっ」
先を歩く妹のややボリュームのある声。
何かと駆け寄って見ますと、ちょうど柿の実がポトリと落ちたようです。
綺麗です。
十二分に熟れて、土の上ではでた柿。
「甘いかな?」
「食べて見てよ。」
「これだけ熟れてたら甘いって!」
「だから、食べていいよ。」
「渋いかな・・・。」
少しの間、この熟れた柿の味見を巡って譲り合いをしました。
多分このままいくと、味見は私。
今回は、山の動物に譲ることにしました。
よく見渡すと、柿の葉が落葉し始めていました。
山の中で落ち葉は、いくら落ちていても気になりません。
それどころか、足元の景色が秋の色に染まり、少し美しく感じます。
自然が美しいのは当たり前だと自然の中に身を置くと体の中にそのことがすんっと入って来ます。
先の柿の実も然り。
引力に従って抗っていないから、土の上ではでてもなお美しさが感じられるんだろうと思いました。
何でしょう?
「自然体」が自然にできなくなったのは私だけ?
自然なら、、、、。
私も・・・・・・美しくある・・・はず・・・。
引力にだけは逆らっていないのですが・・・。