3歳になった犬は、上手に意志が伝えられるようになって来ました。
おやつのある扉の前で遠慮がちに。
縁側に日向ぼっこに行きたいときは元気良く。
けれど、何が言いたいのやらさっぱりの時もあります。
そんな時は、しつこく鳴きます。
こちらも、うんと考えてみます。
ソファーの下に落としたおもちゃを取って欲しい?・・・正解!
なんという犬!
また別の時は、こちらを向いては鳴いていません。
何か欲しているのではないようです。
犬の視線の先には何も見えません。
けれど犬は何かに向かって吠えています。
近づいて様子を・・・。
カナブンです。
窓の外で、おっちらおっちらと窓の枠を歩いているカナブンに鳴いています。
足を出したり引っ込めたり。
まさに犬の遠吠えスタイルで、及び腰ったらありゃしない。
元気に勇ましく鳴いては見ても、窓の外のカナブンはどこ吹く風です。
おっちらおっちら。
カナブン自分で窓枠から滑って下に転がって足をもぞもぞさせています。
犬の視界からフェードアウトしてしまいました。
急に遊び相手がいなくなって、少しキョロキョロ探します。
吠え方も少しずつレパートリーが増えてきた我が家の犬でした。