「私は目の前に『蛾』が3匹いたら死ぬ。」
静かにそう語るのはうちの母。
母は『蛾』がこの世で一番怖いのです。
ある時、山で栗拾いをしていたらモンシロチョウほどの大きさの蛾に出くわし、
「ギィヤァ〜〜〜〜!涙」と耳をつんざく悲鳴をあげながら
猛スピードで急斜面を駆け抜けていく母を見て
「無敵の母の弱点」を見た気がしました。
出先で妹が梅干を食べた様な顔で、こっちを見ているので
「どうしたの?」
「蛾!で〜っかい蛾!」
ちょっと強めの囁き声でそちらを指刺しています。
近くに行って見ると、巨大な蛾が地面にスワンと羽を広げて
じっとしています。
なかなかの見た目の蛾です。
そーっと近づいて、パシャリ。