「私は目の前に『蛾』が3匹いたら死ぬ。」
静かにそう語るのはうちの母。
母は『蛾』がこの世で一番怖いのです。
ある時、山で栗拾いをしていたらモンシロチョウほどの大きさの蛾に出くわし、
「ギィヤァ〜〜〜〜!涙」と耳をつんざく悲鳴をあげながら
猛スピードで急斜面を駆け抜けていく母を見て
「無敵の母の弱点」を見た気がしました。
出先で妹が梅干を食べた様な顔で、こっちを見ているので
「どうしたの?」
「蛾!で〜っかい蛾!」
ちょっと強めの囁き声でそちらを指刺しています。
近くに行って見ると、巨大な蛾が地面にスワンと羽を広げて
じっとしています。
なかなかの見た目の蛾です。
そーっと近づいて、パシャリ。
「よくまーそんな近くまで行けるわね!!」
妹は相変わらず梅干を食べているのでしょうか?
顔の真ん中に顔のパーツをぎゅっと寄せながら私を見ています。
(この写真、いつかお母さんに見せてやろうっしっし・・・。笑)
それにしても、すごく大きい蛾でした。
ブルーベリー畑には、昼夜を問わず働いてくれている蜘蛛たちがいます。
一生懸命時間をかけて作る蜘蛛の巣を、
毎朝 私の顔面で破壊するのはもはや恒例となっていますが
その度に「あっ!またっ!ごめんなさいね。」と心で謝罪しています。
今朝はそんな蜘蛛がカメムシを退治している現場に出くわしました。
「仕留めましたぜ。」物言わぬ背中?がそう語りかけてきます。
カメムシはブルーベリーにとっては大敵ですので本当にありがたい。
ですが、絶対美味しくないでしょう?カメムシって・・・。
大活躍してくれているのに、どこか申し訳なさが残ります。
今度は、美味しい虫も捕まえるんだよ。
頼もしい畑の仲間に感謝です。